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Hapaトラベル英会話は「名を捨てて実を取る」一点集中型

Hapaトラベル英会話」は、最近登場したばかりの「トラベル英会話」教材で
サンプルを試す機会があったので、内容をレポートします。

この教材は、アメリカ・ロサンゼルスの BYB English Cenrter という
現地で人気の高い英会話学校のメソッドを、自宅で気軽に出来るようにしたもので
タイトル通り、海外旅行で必要になりそうな会話のやりとりが
無駄なく厳選
されて、収録されている教材だと思いました。

今回私が試したのは「ファーストフード編」の教材で
テキストとCD(英語日本語版と、英語オンリー版の2種類)、
それに製品版にはロールプレイング用DVDがセットになっています。

私がまず良いなと思ったのは
「会話のスピード」が、一般的な英語教材に比べて早め
ネイティブのスピードをそのまま聞かせるという点です。

というのも「 Hapaトラベル英会話」の目指すゴールは
最短距離で、現地の生活で必要な英会話力を身につけること」であり
なぜこういったメソッドを開発したかというと
そもそも、アメリカの日本人駐在員の夫人たちの要望があったからだそうです。



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アメリカ駐在家族の言葉の壁を破るために、開発されたメソッド

考えてみれば、日本企業から派遣される駐在員ご本人は
おそらく会社のエースであり、英語力の高い人たちでしょうけども
その家族となると、そうではない場合もあるはずですよね。

しかも英語の堪能な夫が仕事に行ってしまったら、
夫の留守を守り、異国で生活を切り盛りするのは夫人たちですから
彼女らがアメリカ生活で真っ先に直面する問題が、言葉の問題というのも頷けます。

そこで今回この教材を開発した BYB English Cenrter では、30年も前から
そういう夫人たちの要望に答えて、
食事や買い物といった日常生活で欠かせない英会話を
最短距離でマスターするためのメソッドを開発し
現地の日本人向けにレッスンを行っていたそうです。

そして長年かけて磨き上げてきたそのメソッドを、
今度は日本に暮らしながら英会話をマスターしたい日本人向けに
自宅で独習できるように再設計したのが、
この「Hapaトラベル英会話」というわけです。

確かに本教材のテキストを見てみると、旅行で必ずありそうなやりとりや
ちょっとしたトラブル(オーダーしたメニューが品切れ、間違っているなど)に
対処する会話など、ピンポイントでよくまとまっている印象を受けました。

加えて「相手の言葉は100%聞き取れなくても問題ない」というスタンスで
要は最初に大体の会話の流れ、パターンを把握してしまえば
会話のキャッチボールは成り立つ、という方針のもと会話練習を進めていきます。

さらにこの教材では、対応できる範囲を
「海外旅行時の英会話」にグッと絞ってあるので
公式ページで言われている「1日30分、30日間で身につく」というのも
あながちウソではなさそうに思いました。



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教材全体を貫くポリシーは「名を捨てて実を取る」

そしてもう一つ思い切ったなと感じたのが、
完全に現地仕様の英会話を取り入れているという点です。

これは「テストの回答としては駄目だろうけれど、実際、現地の人はこう言うよ
という言い回しを遠慮なく採用しているということで、例えば、

・飲み物は何にしますか?

これはトラベル会話本などでは、

What would you like to drink?

という文章が多いと思いますが「Hapaトラベル英会話」では

Drink?

これだけです。

そして実際、Drink? と聞かれる率はすごく高いので
とりあえずそれでいいじゃないか、というスタンスなんですね。

とにかくこの教材全体を貫くポリシーは「名を捨てて実を取る」。

形式や体裁はひとまず置いといて、
すぐに通じる、実質的で困らない会話術をものにする


その一点に絞っているんだと分かりました。

このポリシー、私はすごく共感します。

正確さ、丁寧さもゆくゆくは追求すべきでしょうが、
とりあえず今すぐ困らないために必要な会話だけに絞る、
それも必要なことと思います。

こういう学習法を求めていた人も多いんじゃないでしょうか。

実は旅行会話は、スピードラーニングにも含まれているのですが
そこだけをピックアップして学習することが出来ないのが残念です。

その点「Hapaトラベル英会話」はテーマを絞った分、
価格的にも納得できる範囲ですし
DVDを使ったロールプレイング練習もしておけば、
本番の緊張を和らげてくれる効果も高いと思います。

この英会話のロールプレイング練習というのは海外の、
月額費用を払って利用するような英語学習サイトなどで見かける学習法ですが
それを継続的な費用をかけずに、自宅で出来るというのも画期的だなと思います。

特に留学や旅行を控えている方が、出発直前に集中して英会話を学ぶには
これ以上ないくらい最適な教材ではないかと思います。


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