さて学校の方はすんなりと決まりましたが、
一番の大仕事は住居探しです。

多くの人が、留学斡旋業者を使って準備したいなと思うのは
この異国での住居探しが不安だからではないでしょうか。

私はどうしたかと言うと、決めずに行きました。

ロンドンや、日本人の多いウィンブルドンあたりならともかく
リッチモンドなどという郊外の物件では
日本からでは探しようがなかったからです。

最初はどこかのドミトリーにでも泊まって
現地についてから探すしかないと腹をきめていました。

本当のことを言えば、住居はもちろん
ロンドンについた日の宿すら、決めずに行ったのですから
若いってのはオソロシイですね(笑)。
しかもヒースローについたのは、夜9時くらいだったのです。

まだ今のように
ネットで簡単に海外のホテルが予約できない時代でもありました。
ロンドンのおホテル、なんていうのは
JTBだとか、近ツリ(近畿日本ツーリスト)まで行って
予約してもらうような時代だったのです。

こちらは予算に限りのある身ですし
住居が決まるまで、
どのくらいホテル住まいになるのかも予測不能だったので
1泊3000円が私の決めた予算でした。

JTBにそんなホテルがあるはずもなく
仕方なく、現地についてから宿泊所案内で探すことにしたのです。

ただヒースローは入国チェックが厳しいことで知られており、
宿が決まってないなんて事がバレれば
入国させてもらえない可能性もある点が、心配でした。
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ヒースロー空港(wikipediaより引用)

そこで私はなるべくお嬢様風に見えるような格好をして
入国カードの滞在先記入欄には、
むしろロンドンの高級ホテルの名を書くという作戦を立てました。

襟にファーのついた黒いウールのコートと、
黒いタイツに赤いウールのスカート、
革のブーツにパールのピアスといういでたちで
滞在先は、ル・メリディアン・ピカデリーとしました。

入国管理官はパスポートと入国カード、私、
としばらく無言で見つめたあと、観光ですか、と訊ねてきたので
ハイそうです、と答えると
「Welcome to London」と、6ヶ月の滞在ビザをくれました。

時計を見ると、時刻はもう夜の9時になるところだったので、
ホッとする間もなく
到着ロビーのトイレでジーンズとスニーカーに着替え、
空港内の宿泊案内所で今夜の宿を予約したいというと
条件に合う宿は難なく見つかり、
大英博物館のそばにあるB&Bに落ち着きました。

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大英博物館(wikipediaより引用)

部屋のテレビをつけたらちょうど、
メル・ギブソンの「ブレイブハート」が放映されていました。
Braveheart、勇敢なる心。
何だか、うまくやっていけそうな気がしたのをよく覚えています。


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