ホワイトカラー シーズン1 第10話より:
I can run with it?
この件は自分が進めていいかな?
ニールの間借りしている部屋の大家、ジューンの孫娘は重い病を患っており
一刻も早い肝臓移植を必要としていた。
数日前、ジューンの元にドナーが見つかったと連絡が入り、喜んだのもつかの間、
なぜか突然ドナー提供の話がキャンセルになってしまう。
するとそれを見越したかのように、移植提供のボランティア団体を名乗る女性から
ジューンの元に、ドナー提供の申し出が舞い込んだ。
団体への寄付金10万ドルの依頼と共に。
孫娘を助けたい気持ちと、
タイミングが良すぎる申し出に混乱を覚えたジューンはニールに相談。
すると早速ニールは、このボランティア団体の怪しい寄付金の流れを察知する。
そこでニールはバーク捜査官にこの件を報告し、
彼に今回の件は自分が捜査を進めたいと頼み込む。
今回のフレーズは、そのシーンで登場した一言です。
run with it は直訳すると「それと一緒に走る」となりますが
これは「ことを上手く運ぶ、物事を成功させる」といった意味になります。
この言葉の語源はアメフトから来ているそうで
itはアメフトのボール、それを持って走る = 得点を決める、ということで
自分ががんばって事を成し遂げる、という意味で使われるようになったそうです。
ちなみにそれに対するピーター・バーク捜査官の答えは
“run with it”? No, Barney Fife.
「この件を進める」だと? 駄目に決まってるだろ。
ここに登場する Barney Fife というのは人名で、
調べてみると、The Andy Griffith Show と言う、
60年代のアメリカのコメディ番組に出てくるドジな警官の名前と分かりました。
そこから転じてアメリカでは、
特に警察関係者やある筋の権威などを Barney Fife と呼ぶと
その人の未熟さや、やる気に能力が見合っていないことを揶揄する
スラングとして使われるようになったそうです。
つまりピーターは、ニールは未熟なので、まだとても任せられない、
と言っているんですね。
私の英語リスニングの相棒です
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。
ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。
そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。
「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。
私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。
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