日本人が使いがちな危ない英語って?

という特集が、クーリエ・ジャポンという雑誌に載っていました。 確かにあるかも・・・というフレーズが満載で、 どれも大筋の意味としては間違っていないのが厄介です。 個人的には、こちらは非ネイティブである以上 あまり細かく気にしてもキリがないと思いますが、 改める機会があるなら、直したいものですよね。 例えばこんな表現。

どうぞお座りください

Sit down, please.

△ 着席しなさい。(命令口調に聞こえる)

Please have a seat.

○ どうぞお座りください。

これ、私の中学時代の英語の授業では、 「お座りください」は Sit down, please と習ったんですよね。 とりあえずpleaseをつければ丁寧な文章になる、ということで。 今の教科書は Please have a seat なんでしょうね、きっと。

知っています

I know that.

△ はいはい、んなこと知ってるよ、当たり前だろ。(相手にいらついているような印象)

Oh, I know.

○ 知っています。

これは私、振り返ってみると割と使っていました。 さいわい皆、理解のある人たちだったようで、ムッとされた記憶はありませんが・・・。

今何時ですか?

Do you have time?

△ 時間あります?(ナンパ・誘ってるような印象を与える)

Do you have the time?

○ 今何時ですか?

the があるかないかで全く意味が違う、ということなんですが これは確か、セイン・カミュ氏の英語教材「エブリデイイングリッシュ 」でも 似たような勘違い表現が指摘されていたと思います。 でもネイティブの間でそれだけ有名な日本人特有の間違いなら、 もはやナンパと誤解されることもないんじゃないでしょうか、ね?

本当に感謝しています

I really appreciate.

△ 私の評価がすっごく上がってます。(全く意味が違う)

I really appreciate that.

○ 本当に感謝しています。

これも私、やっちゃった記憶があります・・・それも結構な頻度で。 思い返すと恥ずかしいですね。 「何に」感謝しているのかという目的語(that)が抜けていると 全く違う意味になるということが、よく分かる例だと思います。 これはもう決して間違えないようにしたいです(笑)。

何か考えがありますか?

Do you have any idea?

△ その頭で何か浮かぶの?あるなら言ってごらん。(上から目線の印象)

Do you have any ideas?

○ 何か考えがありますか?

これもですね~、ありますね、言ってしまったことが。 sがつくか、つかないか、という違いなんですが それだけでこんなに違いが?と、個人的にこのフレーズに一番驚きました。 というわけで、目からウロコの勘違い英語、気をつけたいと思いました。

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