ブレイキング・バッド シーズン3 第11話より:
fair enough
まあいいでしょう、仕方ないね
ジェシーは自分たちの作業量に対しての報酬が少なすぎると
不満を持っていた。
毎日朝から晩までメス作りに没頭しても、
大きな見返りは全てガスの物だという事実に納得がいかない。
そこで友人でディーラーのスキニー・ピートとバッジャーを使い
ガスの手を介さず自分でメスをさばくという副業を思いつく。
さらにワル知恵を働かせ、ドラッグ更正セラピーに通う元ジャンキーに
セールスの狙いを定め、有望な買い手を見つけるべく
3人が集団セラピーに参加するというシーンからです。
My name is Andrea and…
私はアンドレア、えーっと・・・(アンドレア)
We don’t bite, no judgements.
誰も君を攻撃しないし、批判もしない。(セラピスト)
You can be as open and honest as you wanna be.
君は正直に、心のままに話してくれれば良いんだ。(セラピスト)
Honestly? I don’t wanna be here.
正直に? ここには居なくない。(アンドレア)
All right, fair enough.
そうか、まあいいだろう。(セラピスト)
fair enough は「まあいいでしょう、仕方ないね」といった意味で
「理屈は理解できる(ので賛成する)」といった部分的な賛同・承諾を表す相づちです。
今回の場合は、アンドレアの態度はあまり良くありませんが
とにかく心のままに話したので、セラピストとして望んだ答えではなかったけれど
「まあ良いでしょう」ということで
基本的に何かの交換条件に同意するとか、しぶしぶ何かを承諾するとか、
相手に合わせて妥協する、といった時に多く使われる言葉だと思います。
ですから日本語訳では「良いですよ」と訳されることもありますが
OK のようなストレートで無条件な「良いですよ」というよりも
何かの条件付けや妥協が考慮された上での「良いですよ」が fair enough だと思います。
その意味では今回のシーンも、よい参考になると思います。
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