ザ・メンタリスト シーズン3 第1話より:

fair’s fair
公平に行こう、これでおあいこだ


ダブリン誘拐事件はCBIの捜査により、思わぬ形で決着がつく。

局長の知り合いが関わる事件でもあったため
リズボンもいつになく気合いを入れた事件であったが
実はジェーンはかなり早くから犯人の目星がついていたと打ち明ける。

真犯人に気づいていて教えなかったジェーンをリズボンは責めるが
ジェーンも彼女のウソによって無理やり事件捜査に協力させられたのだから
これでおあいこだと反論するのだった。

Knew the whole time and kept it to yourself?
最初から分かってて黙ってたわけ?(リズボン)

No. I only knew when I read the ransom demand, to be honest,
いや。身代金要求を読んだ時に気づいたのさ、本当言うとね、(ジェーン)

but you lied to me, so fair’s fair.
だけど君も僕にウソをついた、だからこれでおあいこ。(ジェーン)

I promise, I will never lie to you again.
約束する、もう二度とウソはつかない。(リズボン)

I lied this one time, because I’m concerned.
ウソをついたのは今回だけだし、それもあなたが心配だったからよ。(リズボン)

You’re isolating yourself.
一人で殻に閉じこもって。(リズボン)


fair’s fair は「公平に行こう、これでおあいこだ」。

助けたり助けられたり、おごったりおごられたり、ウソをついたりつかれたりと、
片方だけがやりっぱなしではなくお互いがやりあう、
それが自然じゃないか、そうあるべきだろう、といった表現です。

また fair を使った表現としてはこれ以前にも

one’s fair share 「(他の人と)同程度の責任・役割・資質・分け前」
fair enough 「まあいいでしょう、仕方ないね」
All is fair in love and war 「勝てば官軍」

といったものがありました。

isolate 「~を孤立させる、分離する、隔離する」。

ジェーンが少しチームを避け始めている、あえて孤立しようとしている様子を
リズボンは心配しているのですが、それには彼なりの理由があります。

毎シーズン終了間際にレッド・ジョンの影がよぎるのがこのドラマのパターンで
シーズン2とシーズン3の境目でも大きな影が忍び寄ってきました。

最新のシーズン6でどうやらレッド・ジョンの正体が分かるようですが
この時点ではまだまだジェーンの心が休まる時はないようですね。


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