深夜にNHKワールドの英語番組があって、たまに録画で見ているんですが、
先日は、東京すしアカデミーの現在が特集されていました。

かなり外国人の生徒も増え、築地には彼ら向けに英語で授業が行われる教室がオープンし
更にシンガポールにも分校が出来ていました。

また通っている日本人の生徒さんも、多くが外国での就職を希望しているそうで
すしアカデミーも、通っている生徒さんもますます発展しそうな勢いを感じました。

すしシェフコースは1年コースで約175万円の授業料がかかるそうですが、
それでも入学希望者はあとを絶たないようです。

というのも、今のところすしシェフはまだまだ売り手市場で
海外では好待遇に恵まれる事が多いようなので、上記の授業料を払っても
最終的には元が取れる上に、キャリアも積めるという計算が成り立つようです。

フランスにお店を出したとか、アフリカやオーストラリアでシェフをしているとか
卒業生の景気の良い話がポンポン出ていました。

しかしこれだけ分校も増えて、外国人がすしシェフを目指し始めているとなると
日本人だからとのんびり構えていられる余裕は、年々減ってきているように思います。

すしの腕が同じなら、言葉が通じる現地人を採用するという流れにも出てくるでしょうし
日本人シェフにこだわる高級店は、全体の雇用数も少ないでしょうから
今からすしシェフを目指すなら、外国語の習得も同時進行で進めた方が良い気がしました。

または東京すしアカデミー直営のすしバーが銀座にオープン予定だったり
他にも直営店が複数あるようでしたので、そうしたお店で働くことも出来るようです。

とにかく教室中、夢を持って頑張っている人で溢れていて、
見ているだけでウズウズするような活気に満ちていました。

逆に考えれば、日本では明るい将来が見えない若者が多い証でもあるかもしれませんが、
もし私が独身で20代だったら、バイトをしながらでも通いたい!と思ってしまいました。

普通の人が1年で身に付けたスキルで、外国で食べて行ける職業って
すしシェフ以外に今、あまり無いんじゃないかと思います。

合法的に、経済的な基盤も持った上で海外に住みたい人にとって
いま一番その夢が叶えられそうな学校なのかもしれませんね。


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