ザ・メンタリスト シーズン3 第21話より:
freshen up
さっぱりする、新鮮にする、再び新しくなる
父の情報を元に、ロケットという女を捜しだしたリグズビー。
バーで働く彼女からカーウィンという男が数日前、
看守を殺して大金を手に入れたと吹聴していた話を聞きだし
ヴァンペルトと共にカーウィン逮捕に踏み切る。
だがしかし、カーウィンからは看守殺しの確証は得られず
ただの闇タバコの売人であった事が判明。
そして闇タバコの商売はリグズビーの父も生業としていることから
彼は自分が父親に騙され、ライバル排斥に利用されたことを悟る。
父の所業にどうしても黙っていられないリグズビーは
昼間から女とバーに入りびたりの父をなじりに行くのだった。
Your lead was crap!
父さんの情報はデタラメだったな!(リグズビー)
Butch Carwin didn’t kill that guard, but he is smuggling cigarettes, like you.
奴は看守を殺しちゃいない、闇タバコを売ってただけだ、父さんと同じく。(リグズビー)
That’s a weird coincidence, huh?
おかしな偶然じゃないか、えっ?(リグズビー)
…I think I’ll freshen this up.
・・・あたし、お代わりをもらってくるわ。(ロケット)
Yeah, you should.
ああ、それがいい。(リグズビーの父)
She lied for you to help take out a rival.
彼女はあんたの商売敵を潰すために嘘をついたんだな。(リグズビー)
Only thing a cop’s ever good for… getting rid of the competition.
大体サツが出来る事と言やあ・・・邪魔者を追っ払うくらいしか無いだろうが。(リグズビーの父)
smuggle 「密かに持ち出す(持ち込む)、密輸入」。
weird 「気味の悪い、奇妙な、おかしな」、coincidence「偶然」。
そして freshen up は「さっぱりする、新鮮にする、再び新しくなる」という意味で、
前後の言葉によって若干対訳が変わって来ます。
ここでは freshen this up 「これを新しくする」、この this は自分の飲み物の事なので
「飲み物を新しくする」=「お代わりする」となっています。
またもし女性がレストランなどで、I’m going to freshen up と言ったら
「お化粧を直してくるわ(お手洗いに行ってくるわ)」という意味になります。
この場合はお化粧を freshen up「再び新しくする」=「お化粧直し」ということで
reapply(fix) my makeup と同じ事を、より簡単に伝えられる一言として
女性は覚えておくと便利だと思います。
さらに freshen up は「新鮮さを加える」といった意味でも使えます。
It’s always nice to freshen up my outfit with the scarves.
スカーフはいつも手持ちの服に新鮮さを添えてくれます。
to freshen up my outfit 「いつもの服に新鮮さを加える」、
これも覚えておくと便利に使えそうですね。
get rid of~ 「~を取り除く、~を排除する、~を追い払う」。
何ていうか・・・親に騙されるって本当に子供としてはショックですよね。
幼い頃、父が受け止めてくれると信じて、父をめがけて走りこんで行ったら
サッとかわされて、転んで膝を擦りむいたことがありました。
怪我は大した事なく、父にしてもホンの遊び心だったでしょうが、
私は“お父さんが私をよけた!”という事がショックだったらしく
その後父がご機嫌取りでアイスを買ってくれても、遊んでくれても、
2~3日、口をきかなかったそうです(笑)。
親は子供にそれほどたやすくショックを与えられるわけですから、
リグズビーなんかもうメタメタだと思います。
いつも買い食いばっかりしてて気楽そうでしたが、人知れず苦労していますね。