ザ・メンタリスト シーズン5 第19話より:
get off on the wrong foot
出だしで失敗する、(初対面で)悪印象を与える
ジェーンは亡くなったホリス・パーシーの捜査で
彼が経営していた西部劇テーマパークを訪れた際、
気まぐれでマジシャンのケヴィンをおちょくっていた。
それはケヴィンの手品があまりに古いネタで、
子供騙しに見えたためだったが
捜査も中盤に差し掛かり、ケヴィンの協力が必要な事が出てきた。
ジェーンの姿を見るなり、機嫌を損ねるケヴィンに話しかける。
You know, I’m afraid we got off on the wrong foot,
僕たち、出だしは悪かったけど、(ジェーン)
and you need my help, I need your help.
お互いに助けが必要だ。(ジェーン)
Maybe we can come to some kind of agreement.
協力し合おうよ。(ジェーン)
Why do I need your help?
何で俺にあんたの助けがいるんだ?(ケヴィン)
Your magic sucks eggs.
君の手品はありきたりだもの。(ジェーン)
I can help you with that, and you can help me in return,
それは僕が教えてあげる、その代わりに助けて欲しい、(ジェーン)
by giving me a couple of minutes of your stage time.
君の出番のうち何分かを、僕に使わせてくれ。(ジェーン)
get off on the wrong foot は直訳すると「間違った方の足で降りる」
それが転じて「出だしで失敗する、(初対面で)悪印象を与える」。
この前“ユダヤの教え”的な本を読んだら、あるビジネスマンが
朝起きたら、必ず右足からベッドを出るという話が載っていました。
(ビジネスを上手く運ぶゲン担ぎ・習慣として)
その人がもしうっかり左足から出たら、その朝は
正に get off on the wrong foot なのでしょう。
こんな表現があるという事は、ビジネスでも人との出会いでも出だしが肝心、
もしそれに失敗したら後で挽回すべき、という事なのでしょう。
suck eggs「(すでに知っている人に)得意げに教える」。
これは Don’t try to teach your Grandma to suck eggs
(おばあちゃんに卵の吸い方を教えようとするな)
=「すでに知っている人に教えようとするな」という諺の略で
日本語で言うなら「釈迦に説法」といった感じです。
ケヴィンの手品は、ジェーンにとっては全てがありきたり、
なのにそれを得意げに見せようとするので
つい、おちょくりたくなるようです。
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