ザ・メンタリスト シーズン2 第18話より:

by product
副産物


ある夜、勤務中のチョウとヴァンペルトの前に血まみれの女性が飛び出してくる。

彼女は靴も履いておらず、自分の名前すらも覚えていないと言い
2人に助けを求めてくる。

そこでジェーンが入院中の彼女の深層心理を探り、
犯行現場を近辺の馬小屋と特定すると、そこで3人の射殺体が見つかり
CBIは本格的な捜査に乗り出す。

犠牲者3人のうち2人はランガム夫妻というハイキング客、
残る1人の男性は身元不明であることが分かる。

I think we can set the Langhams aside.
多分、ランガム夫妻は関係ないだろう。(ジェーン)

I think they were by-products, weren’t planned.
彼らは巻き添えを食っただけで、犯人にも想定外だったはず。(ジェーン)

Oh?
そう?(リズボン)

Yeah. The first two victims were shot from a distance, I.D.s were taken.
ああ。最初の2人は遠くから撃たれ、IDも取られてる。(ジェーン)

Two victims were shot up close, I.D.s were not taken.
次の2人は至近距離から、IDも取られてない。(ジェーン)

Clearly, the first two victims were the targets.
明らかに狙いは最初の2人さ。(ジェーン)

And when the langhams roll up to the scene, wrong place, wrong time.
ランガム夫妻は運悪くその場に居合わせたわけか。(チョウ)


set aside 「脇に置く、ひとまず保留にする、取っておく」。

by product は「副産物」。

ある産物、目的等が完成される傍ら(by)で出来る物、行われる事というわけで
by product の反対「主産物」は main product となります。

助けられた女性と身元不明の男性を main product とすると
彼らを襲う過程にたまたま居合わせた夫妻は by product、
ここでは「副産物」=「巻き添え」という解釈になっています。

roll up 「(歓迎されない形で)やって来る、騒がしく乗り込んでくる」。

wrong place, wrong time は直訳すると「間違った場所、間違った時間」、
転じて「折悪しく、運悪く」となります。



ゆるく学ぼう!海外ドラマで英会話