学生時代の留学と違って、大人になってから海外に出る場合、
やはり一番の気がかりは現地での職探しではないかと思います。
私の友人にも何人か、長く海外で生活している人たちがいますが
彼らは皆、現地で安定した仕事を得ています。
逆に言うと、現地で経済的なメドが立てられなければ
長く海外に在住することは難しいという証でもあると感じます。
しかし徒手空拳で海外に渡り、現地で職を得るのは大変ですし
もし職につけたとしても、法で定められた条件以下の待遇であったり
無理なシフトで体を壊したりと、
土台の無いところから安定を得るには困難がつきまとうものです。
そこで頭に浮かぶのが、海外で通用する技能を身につけてから渡航する方法で
実際多くの方が、会社員やOLとして働きながら技能を身につけて、海外就職を果たし
人生を変えるきっかけを得られています。
そこで今日は、現在の仕事を続けながら、海外就職に有利な技能を身につけやすい業種を
幾つかご紹介したいと思います。
すし職人
和食が「世界無形文化遺産」に登録申請されたということで、引き続き寿司・和食ブームは続いているようです。
1年で寿司職人の技能が身につくという「東京すしアカデミー」でも、ここ数年受講者が急増していて
土日に通えるコースはすぐに定員に達してしまうほど盛況のようです。
また「東京すしアカデミー」には、海外就職先を探せるエージェントも併設されており、
卒業後のサポートも受けられる点が、他と比べて突出している印象です。
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日本語教師
私の知人も日本語教師として渡米していることもあり、海外就職を目指す方には有効な方法ではないかと感じています。
ただし現在の派遣先としては、北米やヨーロッパよりもアジアやロシアなどが多いようです。
さらに特徴的なのが、定年退職を迎えた方々が
第二のキャリアとして日本語教師を選択するパターンがふえているらしいことです。
派遣先にしても、物価が安くて暖かい東南アジアなどであれば
年金だけが頼りのロングステイより、現地での収入が得られる点で、
安定した生活が送れるのかもしれませんね。
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ウエディングプランナー
これは海外就職の場合、圧倒的にハワイが仕事先になるようです。日本から式をあげにやってくるカップルを担当するのが主な仕事のようなので、
さほど高い語学力がなくともOKな点も魅力的なようです。
最初は日本のウェディング会社に入り、そこから海外赴任というルートと
技能を身につけたあとに、現地で自分で職探しをするという、
2つのルートが一般的なようです。
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スポーツ(サッカー)業界
前述の方法より、多少難易度は上がるかもしれませんが、特にヨーロッパを目指したい方、そしてサッカー好きな方には、チャレンジする価値がありそうなのが、サッカー業界です。
前にも記事に書いたことがありますが、最近は若者のサッカー留学や
日本人選手の海外クラブ移籍などもふえており、
それにともなって、サッカービジネスの世界で活躍出来る日本人が求められているそうです。
ただし具体的には海外クラブチームとの交渉窓口や、クラブ経営のサポート、
イベント企画といった業務が主で
海外へ出るには、最初は日本で経験を積む必要があるようです。
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―――――― というわけで、いくつか海外就職に有利と思われる技能を紹介してみました。
どれも身につくまでには、それなりに時間を要する技能なので
じれったいと思われる方もいるかもしれません。
しかしただ海外に行ってみる、海外生活を体験してみる、というのと違い
しっかり現地で生活を築くためには、
基本的には自分の力で道を開いていかねばなりませんので
それなりの準備を、時間をかけて行うのは大切ではないかなあと思います。
そういう意味では、たとえ今回ご紹介したような技能でなくとも
何か武器になるような物を一つ二つ、持っていると心強いのではないでしょうか。
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