ザ・メンタリスト シーズン5 第9話より:

have a beef with
不満を抱く、対立する、文句がある


チョウはゴルフ場で見つかったレムの捜査をするため
CBIのギャング対策課に出向く。

そこでレムが一時期、麻薬売買に手を染めていたことは分かったが
それも数年前の話で今回の事件と関係があるとは思えない。

Lem had some clout.
レムには影響力があったみたい。(対策課)

He was selling drugs from at least a 10-block radius at one point.
一時期、手広く麻薬を売ってた。(対策課)

Well, you don’t get to that kind of position unless you know how to hustle.
それじゃ、それなりに商才があったようだな。(チョウ)

We heard he jumped out.
組織を抜けたと聞いたが。(チョウ)

Seems like it.
みたいね。(対策課)

He hasn’t come up in any of our sweeps for at least a couple years now.
ここ2~3年のデータからは、何も出て来ない。(対策課)

What about gangs that have a beef with the Ghouls?
彼の組織と対立してたギャングは?(チョウ)


clout「影響力、勢力、権力」。

radius「半径、(影響が及ぶ)区域、範囲」。

at one point「一時期、一頃」。

hustle「頑張る、乱暴に押す、せっつく、無理にさせる、(不正な手段で)金を稼ぐ」。
日本でも張り切る事を“ハッスルする”と言い、
英語でもその意味で使われる事もありますが
hustle に r が付くと hustler「詐欺師、いかさま師、やり手」。

そこから想像するに私たちがイメージする“ハッスル”よりも、
多少インチキでも何でもやってのける、無茶をして金を稼ぐ、など
強引なニュアンスがあるように思います。

そして have a beef with は「不満を抱く、対立する、文句がある」。

beef には「牛肉」の他に「不平不満、文句」という意味があり
後者を用いた表現ということになります。

ロンドン塔を守る衛兵は beefeater(牛肉を食べる人)と呼ばれますが
これももしかたら「不満や文句を処理する人」という意味もあるような気がしました。

ロンドンドライジン「ビーフィーター」の公式サイトによると
beefeater の由来は「王室のパーティで残った牛肉を持ち帰る人」らしいですが
ロンドン塔はその昔、罪人を幽閉・処刑した施設ですから
当然、衛兵に詰め寄る人々(罪人の家族や友人等)も大勢いたと思います。

そんな彼らの訴えや罵り(beef)を受けた(食べた)のが beefeater、
というのは、さすがに考えが飛躍し過ぎ?でしょうか。


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