ロンドンには日系企業も駐在員もたくさんおり、私の通っていたクラスにも、駐在員の奥様、A夫人がいました。

日々カツカツのビンボー学生とは違い、A夫人の日常は優雅そのもの。

語学学校も、どうしても必要というより、ご主人が仕事中の時間を有効に使いたいので・・・という感じでした。

ただ駐在員の奥様は、同じように日本から来ている奥様同士のお付き合いが頻繁なようで、ロンドンに住んではいるものの、基本的に英語を使う時間があまりない、従って学習の進み具合もあまり早いとは言えない感じでした。

それもA夫人の生活を考えてみれば当然で、家ではご家族と日本語、奥様同士の集まりでも日本語、あとは買い物や外出時にちょこっと英語を話す程度で事足りてしまいます。

さらにご主人の好みが日本食となれば、買い物も日系スーパーで、ということで、いくらイギリスに住んでいても、夫人の場合は英語が身に着く環境とは言い難いものでした。

このA夫人の例は極端かもしれませんが、もし外国に来ても日本色が強い環境では、なかなか英語は上達しづらい。

行きゃあどうにかなる、というものでもないのです。

のちに私が職場で出会った語学の達人は、まだ20代ながら英語と中国語に堪能な方で、どうやってマスターしたのか訪ねたところ、アメリカと中国、それぞれ日本人が少ないエリアの学校を選んで留学していたとのこと。

つまり外国語を身に着けるには、どっぷりその言語につかること、その時間が長ければ長いほど上達もしやすいということになります。

ならば今すぐ留学はムリという場合でも、毎日英語に触れる時間が長い環境づくりを意識すれば、効果が見込めるということにもなります。

家にいる時はラジオでも映画でもドラマでもニュースでも、英語を流しておく。

通勤時間に洋書を読んでみる、語学アプリでレッスンする。

学校や職場では難しいですが、一人の時間はなるべく英語に触れる。

それを一日合計2時間やったとして、一年で730時間、三年で2190時間。

2000時間もやったら、かなり上達していると思います。

以前の記事ですが、アメリカの外務省の訓練生、すなわち選りすぐりのエリートが日本語の日常会話をマスターするのに、およそ2200時間かかると言われています。

一日2時間を3年続けると、大体それと同じだけの時間数になりますから、エリート候補生のように日常会話をマスターとまではいかないにしても、かなり進歩しているはずです。

一日の負荷をなるべく軽くやる場合、そのくらいのペースになると思います。

英語も運動と似ていますね、コツコツペースで負荷を軽くすると、息切れしづらく続けやすいものです。

留学は英語力を大きく伸ばす特効薬だと思いますが、行った先の環境と自分の決意も重要です。

裏を返せば環境づくりと決意次第で、日本にいても十分力をつけることが出来るはずです。


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