先日から「Japan’s secluded world of temples – 日本の人里離れた寺の世界」を読んでいます。

日本の人里離れた寺の世界


・「日本の人里離れた寺の世界」(1)
・「日本の人里離れた寺の世界」(2)
・「日本の人里離れた寺の世界」(3)
・「日本の人里離れた寺の世界」(4)

An interesting mix

面白いミックス

While you can’t ignore the tour buses, souvenir shops and crowds that make Koya-san a touristy destination (2 million people visit annually, but only 60,000 non-Japanese) the site,
高野山は観光名所(年間200万人が訪れるうち、外国人は6万人ほど)でもある以上、ツアーバスや土産物屋、人ごみは避けようもないが、

particularly at Okunoin, still feels like a very spiritual step back in time.
奥の院の一部は、現在も魂が時をさかのぼるような気分を味わえる。

Even though the majority of the town of Koya-san’s 3,000 residents have strong connections to the Shingon sect – whether they are monks, nuns or working in related industries like the stone masons who make gravestones
高野山の住民3000人の多くが真言宗に関わる僧侶や尼、墓石製造などの関連産業に携わっているとはいえ、

- Koya-san also has many traits of a normal Japanese town away from its temples.
ひとたび寺を離れれば、高野山にも普通の町の特徴がたくさんある。

There are convenience stores and noodle houses in the backstreets, and izakaya gastropubs for a few drinks and a meaty dinner.
裏通りにはコンビニもラーメン屋あるし、肉たっぷりの食事や酒が楽しめる居酒屋もある。

It’s an interesting balancing act of ancient and modern that Koya-san manages to pull off.
それは古代と現在が面白く調和する姿であり、高野山なりの見事なやり方だ。


pull off「引っぱって取る、もぎ取る、摘み取る、(急いで)脱ぐ、見事にやってのける」。

何で meaty dinner(肉たっぷりの夕食)なんて言葉が出てくるかと思ったら、僧侶は肉食しない前提だからか、と。

これもちょっと調べたところ、現代は高野山のお坊さんも普段は肉魚を食べているようですが、「加行」という修行場に籠って行なう修行の期間は、肉、魚、卵などの動物由来の食材と、匂いが強く精が付くとされるニンニク、ニラ、ネギ、ラッキョウ、ノビル、これらは食べないという決まりがあるようです。

私の実家近辺のお寺のお坊さんは息子も含めて高級車を乗り回し、派手に夜遊び・・・という話を母親から聞くもんで(笑)、あんまりお坊さんにストイックなイメージを持っていなかったんですが、しっかり修行を積まれているお坊さんも、当然ながらたくさんおられますよね。

でもやっぱり羽振りが良いのは色々な優遇措置が大きいですよね~、きっと。

特権階級化しているお坊さんもそこそこいるんだろうなあ、とは思います。


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