先日から「Japan’s secluded world of temples – 日本の人里離れた寺の世界」を読んでいます。
・「日本の人里離れた寺の世界」(1)
・「日本の人里離れた寺の世界」(2)
・「日本の人里離れた寺の世界」(3)
・「日本の人里離れた寺の世界」(4)
・「日本の人里離れた寺の世界」(5)
・「日本の人里離れた寺の世界」(6)
Open for all
全ての人に開かれるAfter the Daimon, the next stop for pilgrims on the old trail would have been the Danjo Garan, the core complex of a dozen-or-so buildings that Kukai and his followers first built in Koya-san.
大門を過ぎると、古道を歩いてきた巡礼者たちは、空海とその信者たちが最初に建立し、複数の建物の核を担う壇上伽藍にたどり着く。
Today, it’s one of Koya-san’s main stops for worshipers and tourists, even though most buildings here are relatively modern reconstructions.
今日、ここは参拝者や観光客のお目当ての場所になっているが、多くの建物は比較的近代に再建されたものだ。
Among the more interesting points here is the pine tree in the Danjo Garan’s courtyard where Kukai’s flying sanko is said to have landed.
壇上伽藍の中でも興味深いのは、中庭にある松の木で、空海が三鈷のお告げを賜ったとされる場所だ。
courtyard「中庭」。
However, arguably the most striking component here is the Konpon Daito, a 47m, two-tiered pagoda.
だがこの場所でおそらく一番印象的なのは、47mの二段重ねの仏塔、根本大塔だろう。
arguably「(十分)論証できることだが、おそらく、間違いなく」。
Inside, worshippers who visit purify themselves by rubbing a musty, clove-heavy incense onto their hands and pray before a bronze statue of Dainichi Nyorai (the central object of devotion in Esoteric Buddhism).
内側では、参拝者が湿ったような丁子の匂いが強い香を手のひらに擦り付けることで身を清め、大日如来(密教の本尊)のブロンズ像を拝んでいる。
musty「かび臭い、かびの生えた、古くさい、陳腐な、時代遅れの」。
ケンブリッジ辞書では smelling unpleasantly old and slightly wet(古っぽく不快で若干湿った匂い)。
西洋人の嗅覚では「かび臭い」のかもしれませんが、どうもそれも違うだろういう気がして、ここでは「湿った」としています。
The statue is shielded by four guardian statues and 16 painted columns that together form a three-dimensional metaphysical map of the cosmos.
像は四体の守護像と16の柱に守られ、その形は宇宙を抽象的三次元の姿で表している。
metaphysical「形而上学の、哲学的な、きわめて抽象的な、難解な」。
However, as Takimoto-san (a nun at the Konpon Daito) explained, anyone can enter.
しかし根本大塔の尼僧、滝本さんによればここには誰が来ても良いとのこと。
“Shingon is an open religion, you don’t have to be religious to visit Koya-san – many visitors aren’t.
「真言宗は開かれた宗教ですから信仰はお気になさらず、訪れる皆さんそうだと思いますよ。
Anyone can come and light a candle or burn incense,” she says.
誰でもお入りになってロウソクを灯したりお香をたいたりなさって下さい。」
お線香の匂いは好きなんですが、あれって musty「かび臭い」のだろうか。
書道で墨をする時の匂いも好きなんですが、あれもソレ系の匂いですよね(笑)。
かび臭いのが好みなのかもしれません・・・。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!