先日から「Japan’s ancient vegetarian meal -「日本古来の菜食料理」を読んでいます。

日本古来の菜食料理


・「日本古来の菜食料理」(1)
・「日本古来の菜食料理」(2)
・「日本古来の菜食料理」(3)
・「日本古来の菜食料理」(4)
・「日本古来の菜食料理」(5)
・「日本古来の菜食料理」(6)
・「日本古来の菜食料理」(7)
・「日本古来の菜食料理」(8)
・「日本古来の菜食料理」(9)
・「日本古来の菜食料理」(10)

Of course, the shōjin ryōri served in temples and that of Michelin star chefs is somewhat different, as Nomura explained to me:
もちろん野村氏が説明したように、寺院で出される精進料理とミシュランの星を獲得したシェフの精進料理は多少異なる、

“Shōjin food at temples is designed to support the health of training monks so it doesn’t need to be well-presented.
「寺院の精進料理は、修行僧の健康を支えるべく作られているので、料理の演出は必要はありません。

However, at restaurants it’s a meal for customers, so it’s more of an art.”
しかしレストランのそれはお客様のための食事なので、より芸術的になります。」

But, he stressed, the core elements remain the same.
だが核となる要素は同じままだと彼は強調した。


stress「(精神的)重圧・緊張、強勢、強調する」。

Discussing the duality with her London-born sous-chef, Fujii notes a similar realisation in her students’ perceptions, who leave with a new awareness of the spiritual element at the heart of shojin ryōri.
ロンドン出身の副料理長と陰陽について話し合った藤井さんは、精進料理の中心にある精神的要素を新たに知覚すると教室を去って行く生徒たちにも同じような気づきがあったのだろうと話す。


duality「二重性、二元性、双対(そうつい)性、陰陽」。

“Many arrive thinking about the recipes, but they leave with the realisation that it’s a state of mind, she said.
「多くの人がレシピのためにここに来ますが、結局心の状態が鍵だと理解すると卒業していきます」と彼女は言う。

“It’s not just what you do in the kitchen, it’s how you live your life.”
「つまりキッチンで何をするかだけではなく、人生をどう生きるかが重要ということです。」


- 完 -


duality の意味を調べると「二重性、二元性、双対性」が大体出てきますが、これではどうも意味が通じないので大分悩みました(笑)。

そこで、そうついせい??を調べてみると「2つのものが互いに双対の関係にあること」、なるほどつまり「陰陽」だろうと、やっと思い至った次第です。

「陰陽」は Ying-Yang という単語もありますが、この記事では対を成す性質をもつ物質・食材のことだろうと推測して duality「陰陽」としています。

この記事は個人的にかなり面白かったです!

少し精進料理について勉強したくなりましたし、最近やたらとゴボウ(何か精進料理っぽくありませんか?)を食べるようになっています(笑)。


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