先日から「The Floating Mountain: Japan’s most remote ski destination -「日本で最も遠いスキー場」を読んでいます。
・「浮かぶ山:日本で最も遠いスキー場」(1)
・「浮かぶ山:日本で最も遠いスキー場」(2)
・「浮かぶ山:日本で最も遠いスキー場」(3)
・「浮かぶ山:日本で最も遠いスキー場」(4)
In winter, Rishiri feels like a fishing town in hibernation and about as far removed as you can get from the bustling ski resorts in popular Japanese destinations such as Niseko on the main island of Hokkaido, or Hakuba, a four-hour drive north-west from Tokyo.
冬の利尻は、冬眠中の漁師町のような雰囲気で、北海道のニセコや東京から北西に車で4時間の白馬など、日本の人気スキーリゾート地の喧騒とはかけ離れている。
hibernation「冬眠」。
There are no large hotels, no ski lifts and no queues of brightly dressed skiers eagerly waiting to head up the mountain.
大きなホテルはなく、スキーリフトもなく、山へ向かうのを待ちわびる明るいウェアのスキーヤーの行列もない。
Here, anything you wish to ski you must first ascend yourself using climbing skins attached to the bottom of your skis and a healthy dose of perseverance.
ここででスキーをしたいなら、まずはスキー板にクライミングスキンを装着し、根気よく上に登らねばならない。
ascend「(空中を)上昇する、高く上がる、(階段等を)登る・上がる、(組織等で)出世する、高い地位に就く」。
healthy dose of「かなりの(量の)、十分な、たっぷりの」。
perseverance「忍耐力、粘り強さ、根気強さ、不屈の努力」。
Though many locals look in friendly bemusement at travellers who come to the island in the dead of winter,
雪しかない真冬に島を訪れる旅行者を、地元の人々は親しみを込めつつ訝し気に見ているが
bemusement「理解できないことによる混乱、当惑、困惑」。
when there is little else but snow, for Toshiya and those who brave the journey, the draw lies in Rishiri’s pristine nature and promise of unbridled adventure.
雪しかないこの時期こそ、敏哉さんと旅人たちにとっては利尻の手付かずの自然、そして奔放な冒険の時だ。
unbridled「馬勒(ばろく)をつけていない、馬勒をはずした、抑え・抑制のない、放逸な、乱暴な」。
What Rishiri is missing in ski infrastructure, it more than makes up for in the freedom to paint your ski tracks on the mountain’s untouched canvas while basking in solitude and silence.
利尻山にはスキー場のインフラは整っていないが、それを補って余りあるほど自由に、手つかずの山肌のキャンバスにシュプールを描きつつ、孤独と静寂に浸ることができる。
利尻山は整備されていないため、スキーをするには苦労も伴うが、それを補って余りあるほどの魅力があると。
もししっかり整備してスキー客が来るようになったら、孤独と静寂が味わえるその白銀の世界も壊れてしまうのでしょう。
世界中に旅行客が溢れるようになり、何処に行っても誰かがいるような状態ですから、そうした本当に誰もいない世界を味わえるのは、不便を上回る魅力かもしれませんね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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