先日から「The Floating Mountain: Japan’s most remote ski destination -「日本で最も遠いスキー場」を読んでいます。
・「浮かぶ山:日本で最も遠いスキー場」(1)
・「浮かぶ山:日本で最も遠いスキー場」(2)
In Ainu, Rishiri means “high island” and locals also refer to it as ukishima, “floating island”.
利尻はアイヌ語で「高い島」を意味し、地元では「浮島」とも呼ばれている。
I could see why.
その理由が分かった。
Rising 1,721m directly out of the sea, Rishiri seemed almost out of place at first glance, as if a single mountain had drifted away from a larger range and was left to float in the middle of the ocean.
標高1,721mの利尻山は、一見すると、一つの山が大きな山脈から離れて、場違いな海の中にぽつんと浮かんでいるようである。
out of place「置き違えて、場違いで、不適当な」。
When observed more closely, its conical shape was in fact broken up with steep ridges and gullies covered in immaculate white snow, which stood in stark contrast to the dark green sea that lapped against its shores.
よく見ると、その円錐形の形は、純白の雪に覆われた険しい尾根や溝で分断されており、海岸に打ち寄せる濃い緑の海とは対照的だ。
gully「(降雨時の流水に浸食された)小峡谷、(人工の)深い溝、小水路」。
immaculate「汚れていない、欠点のない、完全・清浄・純潔な、無垢の」。
“Understanding Ainu names can tell you a lot about a place and what the Ainu people thought of it,”
「アイヌ語の名前を知ることで、その土地やアイヌの人たちが何を考えていたのかが分かるのです」
explained Ayami Saga, a Wakkanai local who helped organise my trip, as we stood out on deck.
と、この旅を企画した稚内市のサガアユミさんはデッキで説明してくれた。
“Wakkanai itself gets its name from the Ainu ‘Yam-wakka-nay’ which means ‘cold water river’.”
「稚内という地名は、アイヌ語で『冷たい水の川』を意味する『ヤムワッカナイ』が語源です。」
As we got closer, slowly pulling into the quiet harbour, I saw dozens of fishing boats lying dormant, bound to the docks waiting for spring and calmer waters.
静かな港にゆっくりと近づいていくと、波止場につながれた何十もの漁船が、春と穏やかな海を待ちつつ休眠しているのが見えた。
lie dormant「潜む、休眠中・休止状態である、使用されないでいる」。
The two hotels overlooking the bay, dark grey concrete structures, were shuttered up with snow piled high around them.
湾に面した2つのホテルは、濃いグレーのコンクリート造りで、周囲に雪が積もりシャッターを下ろしていた。
It was hard to imagine that in summer, more than 120,000 tourists descend on the island, many of them in search of the coveted Rishiri sea urchin, or uni, as well as the kombu seaweed that is a prized delicacy across Japan and beyond.
夏にはここに利尻産のウニや、日本全国、海外からも珍味として珍重されている昆布を目当てに12万人以上の観光客が訪れるとは想像もつかない。
利尻昆布は今ではフランス料理でも「旨味」を足すのに使われるほど有名ですね。
夏には12万人以上の観光客が訪れる利尻、でも冬はそれが信じられないほどひっそりとしている。
たどり着くのは大変だけども、そのおかげで手つかずの自然が残っている面もあるのでしょうね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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