先日から「Why fabric fraud is so easy to hide -「布地の偽装はバレにくい」を読んでいます。
・「布地の偽装はバレにくい」(1)
・「布地の偽装はバレにくい」(2)
Synthetic materials are not immune.
合成素材も例外ではない。
Waste2Wear, a company that tests fabric claiming to be made from recycled plastic bottles,
リサイクルペットボトルが原料だと主張する布地をテストするWaste2Wear社によれば
told BBC Future that 60% of the tests it conducted in 2022 failed, indicating that the products were actually made from virgin plastic.
2022年に行ったテストの60%はその主張と違い、実際には新たなプラスチックから作られていたという。
The company, which also manufactures its own recycled plastic textiles, has had its testing verified by independent consultancy Wessling.
再生プラスチック繊維の自社製造も行っている同社は、独立系コンサルタント会社であるWessling社の認証も受けている。
But putting an exact number on how far these issues extend is not yet possible.
だがこれらの問題がどこまで広がっているのか、正確な数字はまだ出せない。
“It’s very difficult to estimate the scale of the problem,”
「問題の規模を推定するのは非常に困難です」
says Ashley Gill, chief strategy officer at Textile Exchange, a non-profit that owns standards relating to various sustainability claims.
と話すのは、様々なサステナビリティの主張に関する基準を設けている非営利団体Textile Exchangeのアシュレイ・ギル氏。
“These types of claims, that you can’t just look at a product and tell those things, are going to happen.
「製品を見ただけでそんな事が分かるのか?といったクレームも起こります。
Without having a system of trying to capture the information, you won’t really have a sense of what’s happening.”
情報を把握する仕組みがないと、何が起こっているのか実体が掴めません。」
To better understand the issue,
この問題をより深く理解するために
Textile Exchange publishes yearly reports on production volumes of fibres across the industry as well as gathering data elsewhere in the supply chain to see where claims don’t match up with reality.
同団体では、業界全体の繊維生産量に関する年次報告書を発行すると共に、サプライチェーンの他の部分のデータを収集し、主張と現実が一致しない部分を確認している。
“Reconciling the volume is a big piece of being able to understand what’s really happening in the supply chain,” says Gill.
「全体の数合わせは、サプライチェーンで起きている事を理解するための大きな手がかりです」とギル氏。
reconcile「仲直りさせる、和解・調和させる、調停する、一致させる、~に甘んじる、黙って従う、しぶしぶ満足する」。
うーん、やっぱりリサイクルは本当にやると手間とコストがかかるんでしょうね。
消費者には本当の事は分からないし、リサイクル繊維です、と言えば高く売れる・・・ここにメーカーにとっての大きな誘惑が潜んでいますね(笑)。
大きな組織になればなるほど、こういう不正も起きやすくなるものなのか。
繊維産業に限らず、そろそろこんな時代は終わりにしたいものです。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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