ホワイトカラー シーズン3 第1話より:
You’re not sold.
納得してないね。
逃亡計画をすすめながらも、いつも通りFBIコンサルタントとして
ピーターと働くニール。
今回の任務は、連邦準備銀行から盗まれた6000万ドルの行方を追うと共に
主犯格のローレンスを逮捕するというもの。
そこでFBIの仕事に追われるニールに代わり、
モジーが2人の逃亡計画の準備をすすめている。
今回のセリフは、モジーがニールに詳しい計画を説明する場面で登場します。
I have procured our getaway vehicle. The 400 series twin otter.
苦労して逃亡用の乗り物を手に入れたよ。ツイン・オッター400(飛行機)さ。(モジー)
Is it big enough?
(財宝を積む)大きさは足りるのか?(ニール)
Think of it as a Kardashian.
これはカーダシアンなのさ。(モジー)
What it lacks in refinement, it makes up for in cargo space.
優雅さには欠けるが、その分はデカいお尻(荷台)でカバーしてるのさ。(モジー)
You’re not sold.
(ニールの冴えない表情を見て)納得してないね。(モジー)
No, the plane’s great. I’m just… I’m worried about Peter.
いや飛行機は素晴らしい。ただ・・・ピーターのことが気になってるんだ。(ニール)
procure は「(苦労をして)手に入れる」。
そしてこの会話でモジーが言っている、カーダシアンというのは
アメリカでリアリティTVのスターとして有名な、キム・カーダシアンを指しています。
キムの父はO・J・シンプソン裁判で、彼の無罪判決を勝ち取った凄腕の弁護士で
彼女自身は、元々パリス・ヒルトンの友人として、たまにテレビに出る程度の存在でした。
しかしその後、富裕なカーダシアン一族の、ちょっとお下劣な日常を扱ったTV番組から知名度を上げ
現在はカニエ・ウェストの妻になりました。
そして彼女のトレード・マークが巨大なヒップと、悪趣味なセンスであることから、
モジーは今回の飛行機を、キム・カーダシアンになぞらえているというわけです。
そして You’re not sold ですが、
これは「納得した」という意味の You’ve sold me から来た言い方だと思います。
sell には「売る」という意味の他に、
実は「説得する、納得させる」という意味があるんです。
ですから You’ve sold me! と言ったら「俺を売ったな!」ではなく(笑)
「納得したよ!」という意味になるんですね。
モジーは You’re not sold と言っていますから
「(ニールは自分の説明に)納得してない」となります。
私の英語リスニングの相棒です
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。
ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。
そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。
「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。
私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。
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