ホワイトカラー シーズン3 第7話より:
off the grid
網の目をすり抜ける・網をよける
モジーのおかげで「ハゲタカ(Vulture)」と接触する機会を得たピーター。
約束の日に部下を動員しての張り込みの結果、ハゲタカの確保に成功するが
予想とは反して、ハゲタカはサリーという名の女性ハッカーであった。
そしてピーターが銀行預金強奪事件についてサリーを問い詰めたところ、
彼女は預金システムのハッキングを手伝っただけで、
本当の黒幕はブラウアーという人物だと明かす。
今回のフレーズは、ピーターとサリーがブラウアーについて話すシーンからです。
So, why can’t we find a photo of Brauer?
で、我々の手元にブラウアーの写真がないのは何故なんだ?(ピーター)
He’s off the grid.
彼は網(FBI捜査網)をすり抜けてるからね。(サリー)
off the grid は今回は「網の目をすり抜ける」としてありますが
これはかなり色々な使い方がされているイディオムです。
というのも、grid は
「網、碁盤の目、電気水道等のインフラ、(親兄弟などの)頼りになる人」等々
様々な意味を含む単語だからです。
今回の grid は、話の流れからして「FBIの捜査網」を表していますが
同じ形でも例えば、
off the grid
エコ(現代的なインフラに依存しない)志向(電気ガス水道等のインフラという意味の grid)
off the grid
田舎、田舎生活(ハイテクに囲まれた生活、分刻みの都会生活といった意味の grid)
get off the grid
自立しなさい(親兄弟や周囲の助けという意味の grid)
といった例が見つかりました。
うーん・・・幅が広くて深いですね。
しかしいずれにも共通する grid のイメージとしては
「規範、規律、枠組み、組織」など、何かしら規則的なものであり
off the grid というのは「そこからはみ出す、抜け出す」という表現なんですね。
私の英語リスニングの相棒です
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。
ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。
そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。
「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。
私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。
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