ホワイトカラー シーズン4 第5話より:

a man of one’s word
約束を守る人


アビゲイルから巧みな脅迫を仕掛けられ、仕方なく彼女の要求を飲み、
ケスマン美術館の展示品を盗み出すことに成功したニール。

美術館はピーターの指示のもと、厳戒態勢を強いていたが
その隙を縫って、モジーと共に盗み出したのだった。

いかにエレンを殺した犯人を突き止めたかったとはいえ
そして自分がアビゲイルに嵌められたとはいえ
これによりニールは、ピーターへの恩を仇で返すことになってしまったのだった。

そして彼女に指定された美術品の受け渡し場所での2人の会話からです。

I’m glad to see you’re a man of your word.
約束を守るあなたで嬉しいわ。(アビゲイル)

I didn’t really have much choice, did I?
俺に選択肢はほとんどなかっただろ?(ニール)

I gave you a little incentive.
私は少し背中を押しただけよ。(アビゲイル)

No. You blackmailed me.
いいや。俺を脅迫した。(ニール)


a man of one’s word は「約束を守る人」。

incentive は「やる気にさせるような刺激、動機付け」ということで
同じような意味を持つ単語として、私たちの会話でもよく使われる
motivation 「モチベーション」というのがありますね。

この2つの違いは、incentive は、報酬や昇進その他、外側からの圧力で起こる動機を表し
motivation はそれより自発的、自ら進んでやる気を起こすような時に使われます。

ですからここでは incentive、つまりアビゲイル自身「脅迫という圧力」で
ニールの動機を引き出していることを理解しているということですね。

私の英語リスニングの相棒です

nullこの英会話例文コーナーでは、私自身が色々な英語番組を見ながら、役に立ちそうなフレーズ、気に入った英会話例文などをご紹介しています。
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。

ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。

そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。

「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。

私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。

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