ホワイトカラー シーズン4 第12話より:
Keep it together
(感情を)抑えろ、我慢しろ
一方、上院議員のプラットは、一歩ずつ迫りくる追跡の手を
あの手この手でかわし続ける。
ピーターの事故もプラットの手先が細工をした結果であることは明白だったが
それを裏付ける証拠はもみ消され、FBIは手出しが出来ない。
もはや彼の過去に後ろ暗い秘密があることは明らかとなったが
それを覆い隠すために、どんな恩人も切り捨ててゆくプラット。
さらに上院議員の権力を最大限に使い、
ニールに「この件から手を引くよう」ほのめかすプラットだが
自分の父の敵を前に、ニールが追求の手を緩めるはずもなかった。
しかしその激しさが、思いもかけない人物を窮地に追い込むことになるとも知らず
ニールが彼と対峙しにゆくというシーンからです。
I’m aware of your situation, Mr.Caffrey, your background, your father.
君の内情には気づいているよ、キャフリー、経歴や父親のことも。(プラット議員)
What about my father?
俺の父親のことだと?(ニール)
Keep it together, Neal.
我慢しろ、ニール。(ピーター)
(中略)
You destroyed my family 30 years ago.
お前は30年前、俺の家族を滅茶苦茶にした。(ニール)
I’m not gonna let you do it again.
今度はそうはさせないぞ。(ニール)
keep it together は直訳すると「それを一緒にしておけ、バラバラにするな」ということですが
それが転じて「(感情を)抑えろ、我慢しろ」という意味になります。
これと似たイディオムで、ショックを受けた人などにかける言葉として
pull yourself together
しっかりしろ、気をしっかり持て
というのもあり、これを見ると together という言葉には
正気を保つとか、現状を保つとか、取り乱さない、というような
自制のニュアンスがあるように思います。
逆に感情を抑えきれなくなることを break down と表現したりますが
これは together の反対で、バラバラになるとか、
ガラガラと崩れてしまう様子がイメージ出来ますよね。
とにかくこの場面でのニールはプラットの侮辱にも耐え、どうにか自分を保ち続けます。