ブレイキング・バッド シーズン2 第2話より:
collateral
巻き添え
トゥコの殺人の目撃者であるウォルターとジェシーは
口封じをされる前に、先手を打って彼を葬り去ろうと計画するが
逆にトゥコに見知らぬ土地へ拉致されてしまう。
そして掘っ立て小屋に軟禁されたウォルターは今や先手を打つどころか
自らの本名や家族の情報もトゥコに握られてしまい
圧倒的に不利な立場に立たされているのだった。
Thought your name was Heisenberg, Walter Hartwell White?
あんたの名前はハイゼンベルグだと思ってたが、ウォルター・ホワイトだと?(トゥコ)
Heisenberg is kind of a pseudonym… a business name.
ハイゼンベルグはいわばペンネーム、ビジネス用の名前だ。(ウォルター)。
I like doing business with a family man.
俺は家族持ちとのビジネスは嫌いじゃないぜ。(トゥコ)
There’s always a lot of collateral.
守るものが多いからな。(トゥコ)
pseudonym 「ペンネーム、雅号、偽名」。
そして collateral は「巻き添え、傍系の縁者、付帯的な、担保」ということで
ここでは(何かしくじれば)影響が広範囲に及ぶ人=守るものが多い人、という解釈になっています。
また collateral と言えば、シュワルツェネッガーの映画「コラテラル・ダメージ」が
浮かぶ人も多いかと思います。
この collateral damege とは「戦闘時における民間人被害、巻き添え被害」という意味で
今回の用法とも通じるのは「当事者の周りにまで影響が及ぶ」という点ですね。
とにかく a lot of collateral「多くの影響、巻き添え」が
自分には存在することを知られてしまったウォルターは
ある方法で早くトゥコを始末しようとしますが、これがまた更なる因縁に繋がっていきます。
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