ブレイキング・バッド シーズン3 第3話より:

worth one’s while
(その人の)時間を費やす価値がある


弁護士・ソウルは体調の良くなったウォルターに
また麻薬作りを再開して稼いで欲しいと思っているが、
彼は妻との離婚騒動でそれどころではない上、
ドラッグビジネスからは足を洗う覚悟を決めているのだった。

それでも諦めきれないソウルは
両親に住んでいた家を奪われ、お金に困っている相棒のジェシーに
ウォルターがビジネスを再開するよう説得して欲しいと頼むシーンからです。

You’re house-poor, you got no bankroll.
お前は住む家にも事欠いて、現金もありゃしない。(ソウル)

If you get the maestro cooking again, I’ll make it worth your while.
もしお前が巨匠をやる気にさせてくれれば、それなりの報酬を払うぞ。(ソウル)

Call him.
ウォルターに電話してくれ(ソウル)


house poorは「住居費の捻出に苦しむ人、お金がなく住居に事欠いている人」ということで
ジェシーの場合は住む家を失ったホームレスの意味合いに近いと思いますが
一般的には住宅ローンや家賃のおかげで生活が苦しい人を指すようです。

bankroll 「財源、手持ちの現金」。

maestro は「巨匠、大家」を意味するイタリア語で、ここではウォルターのことですね。

そして worth one’s while は「(その人の)時間を費やす価値がある」と言うことで
ソウルは I’ll make it worth your while 「お前の時間を費やす価値があるようにしてやる」、
つまり「費やした時間に見合う報酬を払うぞ」というわけです。

your while は「あなたのしばらくの間」=「あなたの時間」という意味です。



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