ゴシップガール シーズン1 第18話より:
not a dry eye in the house
(その場にいる全ての人が)感動する、感極まる
チャックの父・バートとセリーナの母・リリーの結婚式が始まろうとしている。
ブレアはセリーナを苦しめたジョージーナを完全にやっつける事に成功し
気分スッキリ、意気揚々と会場にやってくる。
途中までジョージーナ駆逐作戦に手を貸していたチャックにも
ブレアは早速作戦成功を報告する。
Best man speech going that well?
ベストマンのスピーチは上手く書けた?(ブレア)
There won’t be a dry eye in the house, trust me.
涙なしでは聞けないだろうな、間違いなく。(チャック)
How did things go with Whore-gina?
それでアイツの方はどうだった?(チャック)
Not a dry eye there either.
そっちも感動的だったわ。(ブレア)
not a dry eye in the house は直訳すると
「その中に目の乾いた人(泣いてない人)はいない」、
それが転じて「(その場にいる全ての人が)感動する、感極まる」となります。
中にある in the house は、催し物等が行われている場所一般を指す言葉で
今回のような結婚式会場のこともあれば、劇場、映画館など
前後の文脈により意味する場所は異なります。
次の Whore-gina はジョージーナ(Georgina)をもじった言い方で
whore は「尻軽女、売春婦」といったスラングなので、
意味としては「尻軽ジョージーナ」、チャックも
ほとほとジョージーナにうんざりしている事が伝わる一言です。
最後のブレアの Not a dry eye there either(そっちも感動的だった)は
多分ブレアだけでしょうが(笑)、
二人とも not a dry eye~を上手く使った会話になっていますね。