ホワイトカラー シーズン5 第3話より:
middle ground
中間、中洲、ほどよい所、落としどころ
シーゲルはニールの計画に上手く乗せられ、ピーターの許可を得ると
強盗計画があるという美術館にニールと共に張り込みを開始。
あとは時間が来たら、ニールは館内の身回りを装って美術館に入館し
カーティスが指定した品を盗むだけである。
そんな張り込みの車中で身の上話をするうちに、シーゲルが富豪一族の出身であること、
安全で豊かな人生に退屈を覚え、FBIで働いていることを聞かされる。
犯罪との戦いに明け暮れ、危険と隣り合わせの今の生活が楽しいと
シーゲルは言うのだった。
It was just a lot more exciting when I was the guy doing the stealing.
ただ盗む側の方がワクワクするってだけだよ。(ニール)
Yeah, that’s why I like being your handler, Neal.
だろうな、だから私は君の監督役を引き受けてるのさ、ニール。(シーゲル)
You’re either gonna make my career or you’re gonna ruin it.
君は私に手柄をもたらすか、全てが台無しになるか、2つに一つだ。(シーゲル)
There’s no middle ground with you.
君と居れば中間なんてあり得ない。(シーゲル)
ruin 「破滅、滅亡、崩壊」。
そして middle ground は「中間、中洲、ほどよい所、落としどころ」という意味で
ここでは「ヌルい生活、まあまあの業績」といったニュアンスで使われています。
ニールとならそういう「ほどほど」ではなく、
イライラ、ハラハラが盛りだくさんの退屈しない生活、イチかバチかの毎日が過ごせそうだから、
皆が敬遠する“ニールの監督役”を引き受けたというわけですね。