ザ・メンタリスト シーズン3 第9話より:
self-serving
利己的な、私利的な、自己宣伝
小さな街で起きた3つの殺人は、思わぬ方向へ流れて行き
CBIと協力しながら捜査をしてきた街の保安官が射殺される事態となる。
彼はリズボンと電話で話している最中に撃たれたため
犯人につながる重要な証拠を見つけたと思われるが、それも謎のままである。
そんな中、マーズという霊能力者を名乗る男が再度訪ねてくる。
マーズは一度リズボンに情報提供を申し出たが、全く相手にされず
今度はジェーンを捕まえて、話を聞いて欲しいというのだった。
What brings you back here, Mr.Mars?
マーズさん、今日はどうしました?(ジェーン)
(中略)
Patrick, I don’t mean to be self-serving,
パトリック、自慢をするわけではないんだが(マーズ)
but I did tell you there would be another killing.
私は以前、また殺しが起きると伝えたはずだ。(マーズ)
Yes, you did.
ええ、確かに。(ジェーン)
Poor Mullery. Lisbon was actually on the phone with him when he died.
気の毒に。 彼はリズボンと電話をしている最中に殺されましてね。(ジェーン)
Well, I suppose we owe you an apology, but…
それについてはその、あなたに謝罪をすべきかな・・・(ジェーン)
No, no, no, no. Without doubt, there can be no faith.
いやいやいや。疑い無しには信頼も生まれないものです。(マーズ)
All I ask is that you’ll listen to me now with, an open mind.
ただこれからは私の意見もオープンに聞いて欲しい、それだけだ。(マーズ)
What brings you (back) here? 直訳すると「何があなたをここに連れてきた?」
=「どうしてここに来たんですか?」となります。
そして self-serving は「利己的な、私利的な、自己宣伝」。
self 「自分自身に」 serving 「仕える、奉仕する」、
つまり「自分のために動く」=「利己的な、自己宣伝(自慢)」という解釈になります。
マーズは霊能者という触れ込みでやってきて、相手にされなかった人ですから
自分の予言が当たった事(殺人がまた起きた事)は
自己の霊能力の宣伝(自慢、自己宣伝)材料であります。
ただ正面切ってそれをアピールするのはいやらしい、でも能力を認めて欲しい、
そこで I don’t mean to be self-serving が出てくるというわけですね。
この I don’t mean to~ は、他にも
I don’t mean to be rude, but~
無礼を働くつもりはないのですが
I don’t mean to blame you~
あなたを責めるわけではないけど
など、言いづらい事を伝える前のクッションとして様々に使えるフレーズとして
覚えておくと便利だと思います。