ザ・メンタリスト シーズン3 第15話より:
hard-nosed
抜け目がない、鼻っ柱が強い、押しが強い、強情な
金の採掘場で男性の遺体が見つかる事件が起き、
早速捜査に赴くリズボンとジェーン。
現場は1年ほど前に金脈が発見され、話題となった場所で
以来一攫千金を夢見る人々が日々訪れては採掘作業を行っているが
地元の保安官によると、それほど大きな金脈ではなく
皆が夢見ているような大金をつかんだ者は、今までほとんど居ないのだという。
A prospector, you say?
採鉱者だって?(ジェーン)
Yeah, for gold.
ああ、金のな。(保安官)
A guy discovered trace gold in these hills about a year ago, got on the tv news about it.
一年ほど前にある男がこの辺りで金を見つけて、ニュースに出たんだ。(保安官)
Folks haven’t stopped coming ever since.
以来わんさか人が来るようになった。(保安官)
Like a gold rush.
まるでゴールドラッシュだね。(ジェーン)
Well, gold’s over $1,300 an ounce, and unemployment’s at 12%.
金は1オンス1300ドル以上だし、失業率は12%ってご時世だから。(保安官)
Got a lot of hard-nosed, well motivated folks here.
ここらは押しが強くて一山あてようって奴らで溢れてる。(保安官)
I don’t blame them.
分からんでもないよ。(保安官)
prospector 「採鉱者」。
そして hard-nosed は「固い鼻」、
それが転じて「抜け目がない、鼻っ柱が強い、押しが強い、強情な」という意味になります。
well motivated 「やる気に満ちた、熱意にあふれた」。
また最後の I don’t blame them は直訳すると「彼らを責めたりはしない」、
これは「彼らの気持ちも分かる、無理もないことだ」という意味になります。
何かを失敗したり、後悔している相手が居て、
自分は内心「あ~あ、だから言わんこっちゃない」と思うような時
「まあ仕方ない、やってしまった気持ちは分かるよ」という慰めの気持ちを示す表現です。
だから言ったでしょ、と責めようと思えば出来ないことはないけども
その失敗をしでかすに至った気持ちは理解できる、まあしょうがないよね、ということで
この一言で保安官は、金の採掘なんて報われないのに・・・と思っていることが分かります。