ザ・メンタリスト シーズン3 第13話より:

have one’s way
勝手を通す、好きにふるまう


町長との現場での主導権争いにとっさのひらめきで勝利し
無事にCBIのやり方で人質解放、事件を解決に導いたリズボン。

彼女のとった手段はCBIの規定違反であったが
被害者を出さずに事件を解決した手腕を町長は高く評価、
そのおかげでどうにかリズボンはクビを免れる。

さらにCBI局長のバートラムもすべての経緯を把握した上で
今回のリズボンの機転を褒め称えるのだった。

そしてこの一件で彼女なりに局長の動かし方を学んだリズボン。

事件捜査のためにスピード違反を犯したのに、
罰金を払うのはおかしいと頑張るジェーンの違反切符を引き受け
局長に払わせようと提案するのだった。

What’s that?
それ何?(リズボン)

This is my speeding ticket that I refuse to pay.
速度違反切符だよ、僕が払うのを拒否してるやつ。(ジェーン)

Well, I’m not paying it.
ふうん、私は払わないわよ。(リズボン)

Well, then I guess no one’s gonna pay.
そっか、じゃあ踏み倒しかな。(ジェーン)

I’ll get Bertram to pay it.
バートラム局長に払わせる。(リズボン)

How are you gonna do that?
どうやって?(ジェーン)

I have my ways.
私には裏技があるの。(リズボン)


refuse to~ 「~を拒否する、断る」。

そして have one’s way は直訳すると「自分なりの方法、進む道がある」、
それが転じて「勝手を通す、好きにふるまう」という意味になります。

マイウェイと言えば、フランク・シナトラの「My way」を思い出す方も多いかと思います。

しかしあの歌では I did it my way 「(これまでの人生)我が道を生きてきた」と歌っており
今回のフレーズのような「勝手を通す」という意味ではありません。
(そんな名曲イヤですよね・笑)

すなわち同じ my way を用いていても、シナトラの歌のように do とか go がつく場合は
「我が道を貫く、自分の流儀でいく」といった信念を表す表現となり
have my way とか get my way といった場合は
「勝手を通す、好きにふるまう、わがままを通す」といった強引に我を通す表現になります。

この違いは想像するに go、do は能動的に動く、自分の責任で行動を起こすのに対し、
have、get は(策を弄して)手に入れる、強引にぶん取る、といった
他所の領域に手を伸ばすイメージから来るように感じました。

この推測があっているかは分かりませんが
両者のニュアンスの違いの捉え方としては使えるイメージだと思います。

またこのシーンでは have my ways は「裏技がある」と解釈されていますが
恐らく「複数の(支払いをさせる)方法を持っている」=「裏技がある」、
それは同時に「勝手(リズボンの言い分)を通す」ことでもあるという
両方にかけた表現なのかなと思いました。

ともあれ、リズボンは結果オーライで何よりでした。


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