ザ・メンタリスト シーズン2 第10話より:

bring to the table
(交渉の場などで)有益な事・貢献出来る事を提示する、(相手の注意を引くべく)能力や条件を見せつける


才能ある野球少年たち向けのプロ選手養成スクールで、
少年たちのスカウトをしていたバーニーが殺された。

バーニーの仕事上のパートナーであるフレディに話を聞くCBIだが
ジェーンはフレディの身なりや言動から、見栄っ張りで派手好みな性質を見て取り
飾り気のない暮らしを好んでいたバーニーとの間に
意見の衝突や性格の不一致があったのでは推測する。

バーニーが亡くなった今、財政面を含めたスクールの全権をフレディが受け継ぐことを知り
ジェーンは不躾な質問を浴びせかけ、彼の反応を探るのだった。

Money, traditionally a very popular motive.
まずお金、非常によくある動機です。(ジェーン)

Excuse me?
何だと?(フレディ)

I imagine these two had their differences… the gold watch, the italian suit.
あなたは彼と違いすぎるのでは・・・金時計にイタリア製のスーツ。(ジェーン)

Oh, I’m sorry, the Taiwanese suit made to look Italian.
いや失礼、イタリア製に見える台湾製のスーツ。(ジェーン)

(中略)

Plus what is it exactly you bring to the table?
それにあなたは実際、何が出来るんです?(ジェーン)

Barney was the brains, the real scout, the star, I mean, the Sloop Academy.
バーニーは有能で、腕の良いスカウトマン、いわばこのスクールの要だ。(ジェーン)

Jealousy, motive number two.
つまり嫉妬、これも動機になり得る。(ジェーン)


motive 「動機、目的」。

私たちがよく使う“モチベーション(やる気)”という言葉は
motiv + ation(動作・結果・状態を表わす名詞語尾)で成り立っているんですね。

そして bring to the table は直訳すると「机に持ち寄る」、
それが転じて「(交渉の場などで)有益な事・貢献出来る事を提示する、
(相手の注意を引くべく)能力や条件を見せつける」という意味になります。

賭博の掛け金、ビジネス上の交渉材料など、
場に参加するにあたって必要な条件とか材料を持ち込む行為、というわけです。

殺されたバーニーにはスカウトの才能があったが、
あなたには何かあるの?何もないから彼に嫉妬したんでしょ?
とまあ相手が怒るのも無理ない質問を繰り出し続けるジェーンです。



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