ザ・メンタリスト シーズン3 第17話より:
If I had a nickel for every time
(同じことが)何回あったか分からない
病院に戻り、職員たちに聞き込みをするジェーンは
とある病棟の患者たちだけが、激しく痛みを訴え続ける事に疑問を抱く。
What’s going on, daisy?
どうしたの、デイジー?(看護師)
He has enough drugs inside him to knock out an elephant.
彼、もう象でも気絶するほど鎮痛剤を打ってるのに。(デイジー)
It doesn’t make sense.
全然効かなくて変なのよ。(デイジー)
Sensing a pattern here.
ここは痛がってる患者が多いね。(ジェーン)
If I had a nickel for every pain complaint, I’d own the joint.
患者が痛がるのは日常茶飯事だわね。(看護師)
It doesn’t make sense「理屈に合わない」。
ここでは、象でも気絶する量の鎮痛剤が効かない、
それは「理屈に合わない、おかしい」ということです。
sense「感じる」、 a pattern「習慣化している事柄」、
=痛がる(のが習慣化している)患者が多いことを感じる。
そして If I had a nickel for every time(ここでは every pain)は
If I had a nickel for every time that happened, I would be rich.
もしこの出来事が起こる度にニッケル硬貨をもらえたら、私はリッチになっている。
(そのくらい、同じ事が何回もある)
の省略形となっています。
ここで言われているニッケルとは5セント硬貨の事で、
1ドルは100セントですから、ニッケルは20分の1という少額です。
例えそんな少額でも、もらえたら今頃お金持ちなるだろうという位、
もう呆れるくらい同じことが繰り返されるというのが、この言葉の意味なんですね。
このシーンの看護師のセリフを直訳すると、
If I had a nickel for every pain complaint, I’d own the joint.
(患者が痛みを訴える度にニッケルをもらえたら、私も不動産を持てるでしょうね。)
ということで、そのくらい日常茶飯事だと言っています。
ジェーンも言っていますが、ここでは患者になりたくないですね(笑)。