ゴシップガール シーズン1 第4話より:

one hit wonder
一発屋


ダンとジェニーの父・ルーファスが経営する小さな画廊に
ある日、ベックスという女性客が訪れ、展示してある作品の一つをいたく気に入る。

彼女は、90年代に売れたロックバンドのメンバーでもあるルーファスに
なぜロックスターから転身したのかと尋ねるが
ルーファスは自分はただの一発屋だと答えるのだった。

I’ve heard a lot about your gallery.
ここの評判はよく聞いてたわ。(ベックス)

I wasn’t expecting a piece like this from a former rock star.
元ロックスターの画廊でこんな絵が見つかるとは思ってなかった。(ベックス)

I prefer one hit wonder.
一発屋、の方が合ってるよ。(ルーファス)

What turned you gallerist?
なぜ画廊経営に転身を?(ベックス)

I’ve always had artistic pursuits.
アートが好きだったんでね。(ルーファス)


former~ 「元~、以前の~」。

prefer~ 「むしろ~を好む、それより~だと思う」。

そして one hit wonder は「一発屋」ということで
one hit「一回ヒット」があってその後 wonder「あれは誰だったっけ?」と時々話題にされる
そういう立場の人やグループを指す言葉です。

ルーファス自身はロックスターというより一発屋だと思う、その方が合っている、と言っています。

私の好きな80~90年代の音楽シーンも、割と one hit wonder の宝庫だったかもしれません。

カジャグーグー、グレン・メデイロス、チェズニー・ホークスとか、
パっと思いだせるだけでも懐かしい名前がズラズラと・・・。

しかし虎舞竜の人も「ロード」一曲で、今も毎年1000万円ほどの収入があるそうですから
one hit wonder と言ってもそれが世界的なヒット曲であれば(かつ作詞作曲に関わっていれば)
その後も世間で想像されるイメージより安泰なのかもしれませんね。

ルーファス父さんもNYのアッパー層から見れば庶民なのかもしれませんが
普通に考えたら十分成功者だろうと思います。

pursuit 「追跡、追求、探求、趣味、研究」、
ここでは、artistic pursuits 「芸術への探求心」がいつもあった=アートが好き
という解釈です。


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