ゴシップガール シーズン1 第6話より:
circle back
もう一度始めに戻って、最初から確認し直して
最近はセリーナとラブラブで充実した日々を送っているダンの元に
ある日突然、元カノのヴァネッサが訪ねてくる。
彼女が一年前にヴァーモントに引っ越した際、ダンは彼女にフラれたのだ。
ダンは突然のヴァネッサの訪問に面食らい、セリーナの事を言い出しそびれ
つい一緒に映画を見に行く約束をしてしまう。
待ち合わせのためにダンの家にやってきたヴァネッサは、ダンの母・アリソンが居ない事に気づき
ルーファスに彼女はどうしたのかと尋ねる。
What’s up with Alison? Dan says she’s still upstate.
アリソンはどうしたの? ダンは離れた場所に住んでるって言ってたけど。(ヴァネッサ)
I thought that was just for the summer.
それは夏の間だけかと思ってた。(ヴァネッサ)
So did her husband.
俺もそう思ってた。(ルーファス)
…Okay, we’ll circle back to that.
・・・なるほど、順を追って聞くべきかな。(ヴァネッサ)
One issue at a time.
問題は一つづつ解かないとね。(ヴァネッサ)
upstate 「州北部」、
ダンたちが暮らしているのはブルックリン、ダンの母が居るのは北部のハドソンです。
so did(do)~ 「~も同じです」、この文言の前の会話と同じである、という意味で
so did her husband 「彼女の夫もそう思っていた」=「自分もそう思ってた」となります。
ルーファスの答えは so did I でも良いわけですが「彼女の夫も~」などという
ちょっと距離感を感じる言い方だったので、ヴァネッサも何か事情を感じます。
そこで circle back「もう一度始めに戻って、最初から確認し直して」、
自分が居なかった間に何が起きたのか、最初から聞かないと無理そうだね、というわけです。
次のヴァネッサの one issue at a time は「問題は一つづつ」、
ややこしそうだから、一つづつ片付けていかないと、という意味ですね。
ヴァネッサの登場で、セリーナとダンの間にも緊張感が生まれ、ストーリーにも弾みがついて来ました。
下町の元気娘(ヴァネッサ)とアッパーイーストのお嬢(セリーナ)の対決が
これから始まるんでしょうか。