映画「ミート・ザ・ペアレンツ」より:

undercooked
(料理が)生焼け、十分に火が通っていない


ジャックの書斎を寝室として借りる事になったグレッグ。

書斎の続きの間にあった旧式のウソ発見器を試そうとジャックに言われ
断り切れずに応じるのだが、ここでもジャックは嫌がらせのつもりか
娘の彼氏であるグレッグには答えにくい質問をぶつけて来るのだった。

Did you fly on an aeroplane today?
今日は飛行機で来た?(ジャック)

Yes, I did.
はい、そうです。(グレッグ)

No peeking. Did we eat pot roast for dinner tonight?
こっちを覗くな。今夜の夕食はポットローストだった?(ジャック)

Yes.
はい。(グレッグ)

Was it undercooked?
生焼けだった?(ジャック)

…No, it was rare. It was a little rare for my taste, but I…
・・・いいえ、レアでした。僕にはちょっとレア気味でした、でも・・・(グレッグ)

I’m just kidding, relax, relax.
冗談だ、落ち着け。(ジャック)

The needles are jumping.
針が跳ね上がってるぞ。(ジャック)


peek 「ちらりと覗く」。

pot roast は pot「鍋」で roast「焼く」肉料理の事で
牛や豚の大きな塊肉を、少量の水分と野菜を入れた鍋でじっくり蒸し焼きする料理です。
そして undercooked は「(料理が)生焼け、十分に火が通っていない」。

またunder を over に入れ替えると overcooked「焼き過ぎ、火を通し過ぎ」となります。

妻・デイナのポットローストは生焼けだったか?と聞かれても
グレッグにはデイナが作ってくれた料理に悪口をいう事は出来ません。

でも生焼けではあったようで(笑)
It was a little rare for my taste(僕にはちょっとレア気味でした)とお茶を濁します。

taste には「味」のほかに「趣味、好み、センス」といった意味もあり
for my taste「私の好みからすると」となります。

一般的には良いはずですが、私にはちょっとレアだった、ということで
デイナへの思いやりを込めた答えになっていますね。

この It was a little ~ for my taste「私の好みからすると若干~だった」というのは
色々と応用が利きそうな表現だと思います。

ジャックの“針が跳ね上がってるぞ”とは、つまり“お前は今ウソをついた”という事ですが
こんなキョウレツなお父さんを、グレッグは一体どうやって攻略するんでしょうか。


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