映画「ミート・ザ・ペアレンツ」より:

don’t take a(any) chance
念のため、大事をとって


グレッグは恋人パムの実家へ向かう道中で、
航空会社に預けてあった荷物を紛失されてしまう。

おかげで着替えも何もない状態で彼女の実家に到着したグレッグ。

さらにパムの父・ジャックの態度から
彼は自分が歓迎されていない雰囲気を感じ取り、早くも気が重くなる。

だが二人に仲良くしてほしいと望むパムは
ちょっと買い物に行くという父にグレッグも同行して
必要最低限の身の回り品を揃えてくるよう提案するのだった。

Well, why doesn’t Greg go with you?
それじゃ、グレッグも一緒に行ったら?(パム)

You’ll need something in case your suitcase doesn’t show up.
スーツケースが届かなかった場合に備えて。(パム)

I’m sure it’ll show up.
きっと届くさ。(ジャック)

Don’t take a chance. You don’t even have a toothbrush. Go on.
念のため。 歯ブラシすら持ってないでしょ。行ってらっしゃいよ。(パム)

OK, unless you want some privacy.
分かった、もしおジャマでなければ。(グレッグ)

Why would I need privacy?
ジャマなわけないだろ。(ジャック)


in case~ 「~の場合に備えて」。

show up 「現れる、姿を見せる」。

そして don’t take a(any) chance は「念のため、大事をとって」。

take a chance は「一か八かにかける、可能性を信じてやってみる」ですが
don’t(それをするな)がついて「当てずっぽうはするな、用心しなさい」
=「念のため、大事をとって」といった意味になります。

unless「もし~でなければ」。

unless you want some privacy(もしプライバシーが欲しいのでなければ)、
=「おジャマでなければ」。

それに対するジャックの答えは
Why would I need privacy?(なぜ私にプライバシーが要るんだ?)、
=「ジャマなわけがない」。

まあ、明らかに表情は「ジャマだ」と言っているんですが(笑)。

こういう互いの義理の家族とのやり取りがぎこちなくなる瞬間は
“義家族あるある”、「ああ~分かる~」という方も多いかもしれませんね。



ゆるく学ぼう!海外ドラマで英会話