映画「ラッシュ / プライドと友情」より:

rub off on~
良い影響を受ける、感化される


フェラーリへの移籍は、
元々ニキのチームメイト、クレイ・レガッツォーニに来たオファーであり
彼がニキも一緒にと、エンツォに推薦してくれたおかげであった。

それほど彼はニキの能力は高く評価する一方、ドライ過ぎる考え方には馴染めない。

クレイにとって危険なレーシングドライバーを続ける大きな理由は
レースへの情熱や愛であったが、
ニキは単に自分にとって一番割の良い仕事がレースなのだと言う。

またエンツォ・フェラーリは、勝っている間は丁重に扱ってくれるが
負けが続けばすぐにドライバーの首を切る、冷たいもんだとぼやくクレイに対し
ニキは当たり前だ、ビジネスなんだから、とケロリとしている。

友達も少なそうなニキを心配して、クレイはあるパーティに彼を連れて来たのだが
一流の人々と接して多少の温かみを身につけさせようというクレイの目論見は、
どうやら失敗に終わりそうであった。

I totally understand. It’s business. I would do the same.
よく分かるよ。ビジネスなんだから。僕もエンツォと同じ事をする。(ニキ)

But it isn’t just business, is it?
だがビジネスだけじゃないだろ?(クレイ)

What we do. It’s passion, love.
俺たちがやってる事は。情熱、愛。(クレイ)

Which is why we are prepared to risk our lives for it.
それがあるから死の危険も顧みず出来るんだ。(クレイ)

Not me.
僕は違う。(ニキ)

If I had more talent and could earn better money with something else, I would.
もし他にもっと稼げる道があったら、それをやる。(ニキ)


(中略)

…I thought if I introduced you to some nice people,
・・・お前に素晴らしい人たちを紹介してやれば(クレイ)

that could rub off on you.
少しは良い影響を受けるだろうと思ったんだが。(クレイ)

Forget it. Make your own friends.
もういい。適当にやれ。(クレイ)

Come on, Clay. I’m sorry.
待ってよ、クレイ。悪かったよ。(ニキ)


rub off on~ は直訳すると「こすり落とされたものが~に付着する」、
それが転じて「良い影響を受ける、感化される」となります。

ここで言う“こすり落とされたもの”とは他者のすぐれた人格や良い面の事であり、
それが付着して良い方に変わる=「良い影響を受ける」ということで
「すぐれた人の爪の垢を煎じて飲む」みたいなイメージだと思います。

しかし徹底してスーパードライ、超辛口のニキを見て、
人情派のクレイも匙を投げてしまったようです(笑)。

まあレースには莫大な費用がかかっていますから
チームの最高指揮官であるエンツォ氏の決断も致し方ないと思いますが、
この時クレイが嘆いていた氏の非情な一面については
のちにニキ自身も身をもって知ることとなります。


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