映画「ラッシュ / プライドと友情」より:
hot head
せっかち、短気
銀行家の家に生まれ、父親から勘当されても
レースの世界で自分に賭けると決めたニキ。
一方、彼の永遠のライバルとなるジェームスもまた裕福な家に生まれ
父と同じ株式仲買人、もしくは医者となるべく教育を受けてきたが
そんな両親の期待に背いて、この世界に飛び込んで来たのだった。
You know, my parents always wanted me to be a doctor,
両親は俺に医者か、(ジェームス)
or a stockbroker or something.
もしくは株式仲買人になって欲しがってた。(ジェームス)
They gave me the first-class education,
そのために一流の教育を施してくれた、(ジェームス)
but, well, that all went terribly wrong and I ended up with you lot.
けどまあ、残念ながらその結果がこれってわけだ。(ジェームス)
I mean, I have a hot head, an inability to tolerate discipline.
俺は短気だから、規律に従うのが苦手でね。(ジェームス)
terribly 「ひどく、ものすごく、恐ろしく」。
go wrong「(予定とは)違う方向に行く、道を誤る」。
end up with~ 「最終的に~となる、~で終わる羽目になる」。
あまり好ましくない、思い描いていた事とは反する形で物事が終わる、という時に
end up with~ という表現が使われます。
ジェームスの場合は「(両親から見れば)折角の教育がこんな形で終わってしまった」、
という感じでしょうか。
そして hot head は「せっかち、短気」ということで
その逆は cool head「冷静」となります。
ジェームスが hot head とすれば、ニキは cool head という事になるんでしょう。
inability 「(ある事を)する能力がない」、
ability「(ある事を)する能力がある」に、
否定を表す in がついて「出来ない」となります。
tolerate 「許容する、我慢する、寛大に扱う」。
discipline 「規律、鍛錬、修養」。
ジェームスは寄宿学校で教育を受けており
そこの生徒としょっちゅう喧嘩をしていたそうです。
寄宿学校といえば、厳しい規則・規律がつきものですが
そういう世界には全く耐性がなかった、と言っています。
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