pony up
「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」シーズン2 第2話より:
pony up
渋々お金を出す、するべき支払いをする、借金を返済する
Eコープのトップ・フィリップは、 fソサエティに破壊されたデータベース再構築のため 政府からの資金援助を要請する。 しかしすでに現時点でも多額の援助を受けており これ以上は駄目だと却下されてしまう。
There's no way.
無茶だ。(政府官僚)
We've already committed $900 billion.
すでに9000億ドルも政府から援助している。(政府官僚)
It would be irresponsible if the feds sent more.
これ以上は責任を持てない。(政府官僚)
And we're not going to ask the government to pony up the cash. 上に交渉する気もないぞ。(政府官僚)
How do you burn through that kind of money in 30 days anyway?
大体、それほどの金額をどうやって一ヶ月で使い切ったんだ?(政府官僚)
commit 「委託する、ゆだねる、(責任を)引き受ける、約束する」。 ライザップのCM“結果にコミットする”のコミット、 訳すとすれば“結果に責任を持つ、納得する結果を約束する”という感じでしょうか。 確かにCMに出ている人はみな、結果が出ていますよね。 responsible「責任がある、有責」に、逆の意味を持たせる ir がついて irresponsible 「無責任な、責任を負えない」。 そして pony up は「渋々お金を出す、支払いを清算する、借金を返済する」。 pony は「小型の馬(ポニー)」の他に「25ポンド」という意味もあるようですが pony up のはっきりした由来は分かりませんでした。 ニュアンスとしては支払いをするにしても「イヤイヤ、渋々」という感じで 仕方なく支払う、という含みを持ちます。 このシーンでは、官僚たちはこれ以上の金額は政府に頼めない、 更に「こっちも渋々やっているのに・・・」という雰囲気が感じられます。 burn through 「(大金を)あっと言う間に使い果たす」。 burn through をそのまま捉えれば「(金属が)燃えて溶け落ちる」、 投資がテーマの映画やドラマで、運用に失敗して種銭を失う事を 「資金を溶かす」と言ったりしますが、正にそんなイメージだと思います。 いやあ、データベースの再構築ってお金がかかるんですね。 ※「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」は Amazonプライムで視聴出来ます。
