in favor of~
「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」シーズン1 第7話より:
in favor of~
~に賛成して、~に味方して、~を優先して
エリオットが中心となって進めた計画は、ダーリーンのミスにより失敗、 その後、しばらくの時間が経っていた。 MR.ROBOTと革命を起こそうとしていたメンバーも それぞれ新しい仕事を見つけていた。 まだ革命を諦めていないMR.ROBOTはある日、ロメロを再び誘いにやってくるが 彼はすでに新しい仕事として、大麻成分の新しい培養法を研究中。 もはやMR.ROBOTの革命に戻る気はないようであった。
We're getting everybody back together. Come on.
活動再開だ。 来いよ。(MR.ROBOT)
Man. Not this time. I'm out.
俺は今回はやめとく。抜けるよ。(ロメロ)
(中略) So, you're rejecting a revolution in favor of aroma profiles? つまり、革命よりアロマ分析を優先するってのか?(MR.ROBOT)
What a waste of potential.
才能の無駄遣いだな。(MR.ROBOT)
Look, man, I know I got a good brain, besides…
あのな、俺の頭は冴えてんだよ、それ以外の・・・(ロメロ)
what was our little project in the end, anyway?
前回の計画は一体何どうなったよ、え?(ロメロ)
reject 「(要求、申し出等を)拒絶する、拒否する、断る」。 そして in favor of~ は「~に賛成して、~に味方して、~を優先して」。 これまで聞いていると、MR.ROBOTは割とかたい言葉を使う事が多いようで この in favor of~ もビジネスの場面で用いられるような言葉で あまり普段の話し言葉としては使わないようです。 なのでこのシーンでロメロに in favor of~ と言うのは わざと少し仰々しい話し方で嫌味をぶつけるような、そんな感じかもしれません。 potential 「(その人に備わる)潜在力、可能性、将来性」。 ロメロは大麻草を部屋いっぱいに栽培して、そこから抽出した成分を 人工的に増やす(培養する)実験に没頭しています。 MR.ROBOTはその光景を皮肉って“アロマ分析”と言っていますが 自分の賢さを自覚しているロメロは、エリオットの計画に渋々従い その結果失敗したことに本当に懲りているようです。 ※「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」は Amazonプライムで視聴出来ます(2016年11月現在)。