エンパイア 成功の代償 シーズン1 第1話より:

show off
見せびらかす、自慢する


「エンパイア 成功の代償」は、ドラッグディーラーから
ブラックミュージックの世界でラッパーとして成功し
今では自らのレーベル“エンパイア”の長となったルシウス・ライオンと
その一家の物語で家族関係、相続問題、ライバル会社との争い等々
毎回様々なドラマが勃発します。


この“帝国”の主はテレンス・ハワード演じるルシウスですが
家族の軸は彼の元妻クッキーと、二人の間に生まれた息子たちです。

ライオン家の長男は、音楽的才能を継いでいないアンドレ、
次男のジャマルと三男のハキームは父を超えたいと願うミュージシャン、
アンドレはその分勉強を一生懸命頑張って、経営サイドから父を支えています。

アンドレは白人女性ロンダと結婚し、エンパイアの役員として働いていますが
密かに弟たちの才能に劣等感を抱き、自分に音楽の才能が無い事を
父からも失望されているのでは、と苦悩しています。

Look at them.
あれを見て。(ロンダ)

Your brothers are showing off again.
あなたの弟たちがまた見せつけてる。(ロンダ)

That’s what they do, babe.
いつもの事さ。(アンドレ)

Surprised Hakeem is performing now.
ハキームは珍しいが。(アンドレ)

He likes to save it for when dad’s around.
いつもは父さんの前でやりたがるのに。(アンドレ)

Let’s go find Dad.
呼んできてやろう。(アンドレ)


show off は「見せびらかす、自慢する」。

ジャマルのピアノと歌に合わせ、ハキームが即興でラップを入れる、
弟たちの楽しそうな様子を、妻と二人で見ているというシーンです。

That’s what they do(それが彼らのやる事だ)=「いつもの事」。

~ around「(人が)辺りに居る」。

誰かの家を訪ねた時、または電話をかけた時などに
Is Susie around?「スージーは居ますか?」と使ったりします。

He likes to save it for when dad’s around
(父さんが居る時まで[パフォーマンスを]とっておきたがる)。

父が見てないような時にハキームが歌うのは珍しい、というわけで
このやり取りだけで、兄弟仲が良くないことが分かりますね・・・。

エンパイアを改めて見直してますが、やっぱり面白い!

愛と金と権力の物語を、イカした音楽と豪華な舞台装置で見せていて
クッキーのファッションも氷の塊のような宝石と毛皮にレザー、
コッテコテでぶっ飛んでます。

そういうブリンブリンな人が、でっかいリンカーンナビゲーターから降りてくると
アメリカはデッカイなあ~という気持ちになります(笑)。

個人的にはハキームのラップミュージックはあんまり分からないんですが
ジャマルの曲はどれも良い、(夫が)サントラも買いました。

ゲストも豪華でナオミ・キャンベル、NE-YO、アリシア・キーズとか出てきます。

音楽と英語が好きな方は、楽しめること請け合いの作品ですよ。


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