英会話喫茶(カフェ)もなかなか楽しかったのですが、
次第にもう少し深い話、
友達になれそうな人を探したいと考えるようになりました。

私は、英会話カフェや英会話学校といった
こちらがお金を支払って話をしてもらう」という英会話では
どうしても会話がどこか表面的で、
(彼らも仕事なので仕方のないことですが)
自分が心から望んでいる、
異文化の人との友情や本当の交流は得られないと
生意気にも感じていました。

それとはっきり言ってしまうと、
そういう場所では、
どこか自分たちとネイティブの彼らは対等でないような気がしていました。

こちらはそのためにお金を払っているせいもあるのか、
相手に1分でも長く話を続けてほしくて、愛想笑いをしたり
ただ相手の話(8割がた分かりませんでした・笑)を
ずっと聞くだけとか
もしくは相手の質問に答えられず、まごまごしていると
ちょっと面倒くさそうな顔をされるようなこともあり、
違和感を感じるようにもなっていました。

そこでもっと、金銭の介在しない関係を築ける
友人になれる外国人を見つけたいと思うようになったのです。

そして、そういう場所として手っ取り早いのは
やはり外国人の集まるクラブやパブだろうという結論に達しました。

ただこれまでとは違い、
お酒の絡む場所でもあり、カフェと違って夜しか開いていませんので
一人で行くには不安でした。

ですから行動を起こすまで、1ヶ月くらい悩みました。

友だちに付き合ってもらおうにも、
みんな英語に興味がないので、誘うのもためらわれるし
私も自分の英語を、日本人の友達に聞かれるのが恥ずかしかったのです。

でも結局、怖いという不安よりも
英語を話してみたいという気持ちのほうが強く
ついに一人でパブに足を踏み入れる決心をつけました。

初めて行ったのは、とあるアイリッシュパブでした。
そこは音楽の演奏があるというので
一人でも少なくとも、演奏は楽しめるだろうと思ったからでした。

残念ながら、一番最初の日は
ただただ場の雰囲気に圧倒されるだけで
誰とも話をすることが出来ず
ギネスを1パイント飲んで、演奏を聴いて帰ってきました。

はじめの予想通り、少なくとも演奏があったおかげで
一人でも何とか救われました。


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