ママと恋に落ちるまで シーズン4 第15話より:

root for~
~を応援する


近頃バーニーの様子がおかしいと感じた仲間たちは、
ある日バーニーに彼の母親と同居する妻と息子がいる事を知る。

だがその妻と息子は、病気の母親のためにバーニーが雇った役者たちで
母親を元気づけるためだけに、家族を演じてもらっているという。

テッドたちも事情を了解した上でバーニーの実家を訪問し
彼のニセ家族と対面する。

It looks like your mom kept your childhood bedroom just the way you left it.
お母さんはあなたの部屋をずっとそのままにしておいたみたいね。(リリー)

That sure is a big poster of The Karate Kid above your bed.
そうだな「ベストキッド」のポスターが飾ってあったもの。(マーシャル)

Karate Kid’s a great movie.
「ベストキッド」はすごい映画だ。(バーニー)

It’s the story of a hopeful young karate enthusiast whose dreams and moxie,
若くて希望に燃える空手家が(バーニー)

take him all the way to the All Valley Karate Championship.
夢と勇気をもって空手選手権へ挑んでいく話だ。(バーニー)

Of course, sadly, he loses in the final round to that nerd kid.
残念ながら、決勝で軟弱な子供に負ける。(バーニー)

But he learns an important lesson about gracefully accepting defeat.
だが潔く負けを認める事を学ぶ。(バーニー)

Wait. When you watch The Karate Kid, you actually root for that mean blond boy?
待ってよ。 あなたは意地悪な金髪少年の方を応援してたわけ?(リリー)

No, I root for the scrawny loser from New Jersey who barely even knows karate.
いや、ジャージー出身の空手も知らない敗者を応援してた。(バーニー)


The Karate Kid は映画「ベストキッド」の原題で、
これはもちろんジャッキー・チェン版ではなく、ノリユキ・パット・モリタ版の話です。

ラルフ・マッチオ扮する少年が、モリタ氏扮するカラテマスター、ミスター・ミヤギと出会い
空手を通じて成長していく物語です。

当初はミヤギ役に三船敏郎さんが出演依頼を受けていたそうですが、三船さんが断ったため
日系人俳優のモリタさんに役が回ってきたそうです。

enthusiast「熱中している人、熱心に取り組んでいる人」。

moxie「勇気、ガッツ」。

nerd「つまらない人、まぬけ、オタク」。

he loses in the final round to that nerd kid
(彼は決勝で軟弱な少年に負ける)。

ここで皆はアレ?と思います。

「ベストキッド」の主役で、元いじめられっ子のダニエルが勝つ話のはずが
どうやらバーニーは敵役のいじめっ子の事を話しているらしく・・・。

そして root for~ は「~を応援する」。

you actually root for that mean blond boy?
(あなたは金髪の意地悪な少年を応援していたの?)

何だか、バーニーの視点は普通の人とは違っていたようです。

scrawny「骨ばった、やせこけた」。

barely「かろうじて、わずかに、ほとんど~ない」。

who barely even knows karate(ほとんど空手を知らない人)

I root for the scrawny loser from New Jersey who barely even knows karate
(俺はニュージャージー出身の、ロクに空手を知らない痩せっぽちを応援してた)

観たのが昔過ぎて覚えていませんが、そんな子がいたんでしょう・・・。

主人公のダニエル君は母子家庭に育つ男の子で転校生。

ある日、地元のカラテチャンピオンの金髪少年から、
コテンパンにやられてしまったダニエルは
弱い自分と決別しようと、空手の名手・ミヤギに弟子入りして猛特訓、
空手の大会で今度はそのいじめっ子と正々堂々対決する、という話でした。

ジャッキー・チェン版も観ましたが、
ミヤギ師匠に比べてジャッキー師匠が若いので、ミヤギ氏のような老師感はないものの、
ジェイデン君はみるからに筋が良さそうで、可愛かった。

結末は分かっているんだけど、やっぱりクライマックスの大会シーンは燃えます!

80年代には全米の子供たちがこの映画でカラテカッケー!となっていたんでしょうね。

ジャッキー版「ベスト・キッド」はAmazonプライムで会員は無料で観られるようなので
元気の出る映画をお探しの方にはおすすめです。


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