ママと恋に落ちるまで シーズン6 第12話より:
get back on one’s feet
立ち直る、もとの良い状態に戻る
クリスマスが近づき、街じゅうにお祝いムードがあふれるNY。
バーニーは年末のボーナスが思いのほか高額で
何を買おうかとホクホクしている。
テッドは彼が会社から受け取ったボーナスの額を知って驚き
自分のために使うのも良いが、たまには寄付でもしてはどうかと提案。
そこで異父兄弟の兄の父親で牧師のサムの元に出向き
チャリティに参加したいと申し出る。
What’s up, Barney?
どうした、バーニー?(サム)
I’m thinking about giving some money to charity.
チャリティにお金を寄付したいと思って。(バーニー)
(中略)
I recently started giving, and it felt surprisingly good.
最近、寄付を始めたんだが、驚くほど気分が良くてね。(バーニー)
I want to do more.
もっとやりたいんだ。(バーニー)
Well, now you’re talking.
なるほど。(サム)
We have this program that helps those in need get back on their feet.
私たちは助けが要る人々への自立支援の活動をしているよ。(サム)
We give them food, a place to live, clothes for job interviews.
衣食住を与えて、就職活動を手助けするんだ。(サム)
Well, I would love to help by writing a check.
そうか、ぜひ支援したいから小切手を書くよ。(バーニー)
charity「慈愛、思いやり、博愛、寛容、慈善行為」。
寄付の文化が一般の人々にも浸透しているのは、アメリカのすごいところだなと思います。
ボーナスをもらったから少しは寄付をしよう、なんて私は考えた事もなく
せいぜい家族に何かプレゼントするくらい、残りは全部オノレのため
あとは盲導犬、彼らには個人的に感謝したいので出来る範囲で・・・
なので、こういう話が出て来るとちょっと身が小さくなる思いがします。
教会やそれに準ずる組織にお金や労力を気軽に寄付出来る仕組みが
身近にあるのも日本と違う点かもしれませんね。
surprisingly「驚くほどに、非常に」。
now you’re talking「そうこなくっちゃ、全くあなたの言う通り、待ってました」。
プレイボーイで女の話ばかりしているバーニーが急に教会に来たので
訝しく思っていたサムも、寄付をしたいという話を聞いて
now you’re talking「そうこなくっちゃ、待ってました」
と表情が一気に明るくなります。
直訳すると「今あなたは話している」、
これは今あなたが話している事を、私も思っていたよ・話題に出るのを待っていたよ
=「そうこなくっちゃ」となります。
そして get back on one’s feet は「立ち直る、もとの良い状態に戻る」、
直訳すると「自分の足でまた立ち上がる」、
自分でしっかり立てない時とは、つまり物事が上手く行っていない、
健康を害しているなど、何かの問題や困難が発生している時であり
そこを脱してしっかり立ち上がる=「立ち直る」となります。
job interview「就職面接」。
日本もそうですが、暮らしを立て直すにあたり、仕事を探そうとする時
住所不定であるとか、きちんとした服を持っていないと
そもそも難しいという問題がありますよね。
それを聞いたバーニーはお金だけでなく、大量のスーツをドーンと教会に寄付します。
バーニーのお古だったら結構良いスーツのはずなので
もしかしたら面接担当の人より高級な身なりになるかもしれませんね(笑)。
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