前回に引き続き、「Sex and the City」スクリプトから
日常の英会話で使える?かはビミョーですが、印象的なフレーズをいくつかイメージ画像入りで紹介します。
シーズン1: Models and Mortals より
Being beautiful is such a power. You can get whatever you want.
美しいって権力よね。欲しいものが何でも手に入る。
これはドラマに登場する、NYで活躍するスーパーモデルの言葉。
愛も、お金も、名声も、美しさで全てが手に入るという女性です。
Cute doesn’t cut it in this town. What’s cute compared to supermodel?
可愛いだけじゃしょーもない。「可愛い」じゃスーパーモデルに太刀打ちできっこない。
対するこの言葉は、キャリーの友人ミランダの言葉。
世界中のどの都市よりもモデルが多いNYでは、
可愛いだけでは男性たちから見向きもされない、と言っています。
cut in~は「~に割り込む、さえぎる」という意味です。
ラグビー、サッカー、バスケットボールなどでも、相手の中へ切り込んでいく攻撃法を
「Cut in」と呼びますね。
Martini straight up or with a twist?
ストレート?それともゲイ入ってる?
Straight up.
ストレート。
上段は、キャリーの男友達を気に入ったサマンサの言葉。
下段は、それに対するキャリーの答えです。
Martini はそのままカクテルのマティーニのことです。
一説にはマティーニには300種類近いレシピがあるそうで、その中で straight up とは
一番ノーマルなジンとベルモットのマティーニのことを指します。
そして with a twist は、調べてみると
どうやらノーマルなマティーニにレモンを添えたものを指すようです。
さらに twist には「ひねり、ねじれ、詐欺」なんていう意味もあり
ここではつまり「彼はストレートなのか、それともゲイか?」という質問を
マティーニに絡めてキャリーに訊ねているわけです。
それに対するキャリーの答えは“Straight up.(ストレート)”ということで
彼がノンケと分かったサマンサは、彼にモーションをかける・・・というシーンです。
ちょっとしたやり取りですが
ネイティブの頭でないとちょっと浮かばない、面白いフレーズだなあと思います。