ホワイトカラー シーズン4 第6話より:
under the spell
魔法にかかる、魅了される
モジーが見つけたからくり部屋をきっかけに、
南北戦争時代に活躍したスパイ組織・カルパーの末裔と独立旗を調べるうちに
カルパーの末裔と思われる人物の殺害という事件が起こった。
ピーターは正式にFBIでの調査を始め、
彼が公園で確保した元大学教授・ストリンガーが容疑者として浮かび上がる。
ニールとピーターは殺人事件に転じたこの一件に集中するが
モジーの様子は少し異なっていた。
孤児である彼にとって、伝説のスパイ組織・カルパーの存在を確かめることは
自分が子供の頃に想像し、よりどころとしていた本当の両親への思いにもつながる話であったのだ。
何やら書類を手にして淋しげなモジーに、ニールが声をかけるというシーンです。
What you got there, Moz?
それ何だい、モジー?(ニール)
Oh, research… about my parents.
ああ、調査資料さ・・・俺の両親についての。(モジー)
This may be a surprise, but the Culpers weren’t just a treasure hunt to me.
驚くだろうけど、カルパー・スパイの件は俺にとって宝探しだけじゃなかったんだ。(モジー)
No?
そうか。(ニール)
Once again, I fell under the spell that if the Culpers existed as spies…
またもや俺は夢想したわけさ、もしカルパー・スパイが実在しているなら・・・(モジー)
Then your parents could be spies, too.
お前の両親もスパイだったんじゃないかって。(ニール)
Yes.
うん。(モジー)
under the spell は「魔法にかかる、魅了される」という意味で
例えば恋をして彼女に夢中だよ、という時など
I’m under her spell.
彼女の魔法にかかったよ / 彼女に夢中だよ
などと言ったりします。
しかし今回のモジーは恋の魔法ではなく、
「実は自分の両親はスパイで、生まれたばかりの自分に危険が及ばないように
泣く泣く自分を捨てたのだ」という、子供時代に考えた自分の出生物語、
これを信じたいという魔法にかかったと言っているんですね。
このことをニールに告白するモジーのセリフの冒頭で
彼は Once again「またもや」と言っていて、それが切ないなあと思いました。
大人になった今では、ただ普通の産みの親に捨てられたのだと頭では分かっているものの
心のどこかでずっと、でももしかしたら・・・と思い続けて
しかしその期待はいつも裏切られ続けて来たことが分かる一言です。
私の英語リスニングの相棒です
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。
ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。
そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。
「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。
私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。
私のリスニングパワー体験記はこちらをどうぞ >>
サンプル音声が聞ける、リスニングパワー詳細ページはこちらからどうぞ >>