ホワイトカラー シーズン4 第6話より:

touch a hair on someone’s head
危害を加える


ピーターとニールは、ストリンガーがカルパー・スパイの末裔を殺したこと、
そしてその理由は、はかりしれない歴史的価値を持つ
「独立旗」の行方を巡っての凶行だったことを突き止める。

しかし逮捕をするにはストリンガー自身の供述が不可欠。

そこでストリンガーの自白を引き出すべく
ニールを中心に一芝居打つ計画となったが、あと一歩で逮捕という場面で
何とモジーがストリンガーの逃亡を手助けしてしまう。

これは、もしストリンガーが捕まれば、
カルパー・スパイの謎も独立旗の行方も永遠に闇に葬られる・・・
そう考えたモジーのカルパーの実在と独立旗を確かめたい衝動にかられての事だった。

そこでストリンガーと共に、独立旗の行方が示された部屋(廃診療所)に向かうが
そこにはモジーと公園で落ち合った女スパイの子孫の女性が居たのだった。

予期せぬ展開にとまどうモジーとストリンガーのやりとりからです。

You’re another fed.
お前もFBIか。(ストリンガー)

No, she’s a descendant of 355.
違う、彼女はスパイ355の子孫だ。(モジー)

Look. She looks just like her.
(壁にかかった355の肖像画を指して)見ろよ。そっくりじゃないか。(モジー)

What are you doing here?
お前はここで何を?(ストリンガー)

When he told me about the infirmary, I couldn’t believe it was real.
彼にこの診療所のことを聞いて、本当だとは信じられなくて。(女スパイ)

I had to see it for myself.
自分の目で確かめたかったの。(女スパイ)

You touch one hair on her head, and you will not live to find that flag!
もし彼女に少しでも危害を加えたら、旗は手に入らないぞ!(モジー)


infirmary は「診療所」、
そして touch a hair on someone’s head は「危害を加える」。

よく、子供の頭を撫でるのは日本では普通でも
タイなどの外国ではマナー違反の場合があるという話がありますが
このイディオムを見ると、欧米でもあまり好ましくない行動なのだろうと感じます。

他にも髪にまつわるイディオムとして
out of one’s hair「迷惑をかけない、邪魔をしない」というのがありましたが
考えてみれば髪というのは、昔から洋の東西を問わず「特別な物」という捉え方がありますので
これもそういった事から生まれた言い方かもしれませんね。

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