ゴシップガール シーズン2 第7話より:
take the liberty of
勝手ながら、失礼ながら
ヴァネッサが所有するある画像によって、弱みを握られているブレア。
チャックを利用してヴァネッサに復讐を試みようとするも
途中で彼の気が変わってしまい、ブレアは打つ手を失う。
だがチャックとセリーナの一家が開いたパーティにヴァネッサが来たのを見て、
ブレアはクロークに預けられていた彼女のバッグの携帯内にあった
問題の画像を削除する事に成功。
ちょうどその場にやって来たヴァネッサに、
自分を脅すネタはもう無くなったと告げるのだった。
Don’t tell me you took my purse by mistake.
まさかあなたがあたしのとバッグを間違えるはずないわよね。(ヴァネッサ)
Hardly. But then it wasn’t your bag I was after.
まさか。 バッグが目当てだったわけじゃないし。(ブレア)
Don’t you know never to leave anything that valuable unattended?
貴重品は手元から離しちゃダメよ、知らなかった?(ブレア)
Oh, and I took the liberty of increasing your storage space.
そうだ、それと勝手ながらデータ容量を増やしておいてあげたわ。(ブレア)
don’t tell me~ 「まさか~じゃないでしょうね」。
hardly 「とてもあり得ない、ほとんど~ない」。
そして take the liberty of は「勝手ながら、失礼ながら」ということで
ブレアは increasing your storage space(あなたのデータ容量を拡大する)事を
勝手にやったよ、問題の画像を消したから容量が増えたよ、と言っています。
liberty には「自由、解放、権利、勝手、気ままなふるまい」といった意味があり
それを take 「取る、獲得する、行使する」=「勝手ながら、失礼ながら」となります。
人を操る術に関しては、ヴァネッサよりブレアの方が何枚も上手ということでしょうか。
脇の甘さをつかれ、あっという間にブレアに対する優位性を失ってしまいました。