今回はある機会をいただいて実現した「イングリッシュブートキャンプ」社長の児玉教仁(こだまのりひと)さんの紙面インタビューをお届けします。

「イングリッシュブートキャンプ」はその名の通り、2日間に渡る英語ブートキャンプを通じて、一気に英語が話せる人なろうという、今までにない形式の英語プログラムです。

日本人の英語習得に際し、多くのヒントが得られる有意義なインタビューをどうぞお楽しみ下さい。


― イングリッシュブートキャンプって、なかなかワイルドな響きですが、どのようなプログラムですか?

『2日間で喋れるを約束』がモットーの英会話のレッスンです。土・日の2日間合計20時間で一気に英語が喋れるまで持っていく突貫工事プログラムになります。

― 児玉さんは、どのような経緯でこの英語のプログラムを主宰することになったのですか?

私は実はもともと中学2年生のときくらいから英語が大の苦手で嫌いでした。高校では英語で赤点6回という落ちこぼれぶりでした。

イングリッシュブートキャンプの児玉氏ところが英語力とは全く関係なく、ずっとアメリカの大学に留学したいと思っていたのですね。

ですので高校を出てから1年半くらいアルバイトで留学資金を稼ぎまして、高校英語赤点6回の英語の実力で渡米してしまったのです。アメリカの記念すべき最初のご飯はマクドナルドだったんですが、ハンバーガーさえも注文できないほどでした。

まぁ、その英語力でバージニア州の英語学校に6週間だけ通っていきなりアメリカの大学に入学しました。かなり無茶苦茶だったわけですが、何とか生き延びなくてはならないというプレッシャーのもと頑張り英語をものにしていきました。

一方で、アメリカの大学を卒業後に日本の総合商社に入社し、国際ビジネスに携わりました。商社だったんで、色々な日本の企業の方を海外に連れて行ったり、海外から来た方々を日本の会社にお連れしたり、そんなことをやっている中で、高学歴で基礎英語力の高い人でも何故か喋れない、という方を沢山目の当たりにしてきました。

最初は彼らが喋れない原因は単純に「英語を使う機会が少ないから」だと思いました。いくら名曲の楽譜だけ暗記していっても、実際に弾く練習をしないかぎりある日突然ピアノが弾けるようにはならないことと一緒です。使わななきゃ喋れない。


イングリッシュブートキャンプの児玉氏だったら、僕が英語を勉強したときのような強制的に使う環境を作り出せばいいのでは?と思いました。

自分の経験からも、とにかく使わざるを得ない状況に放り込まれるのが最高の勉強方法だと信じていましたので。というのがイングリッシュブートキャンプの原点です。

最初は「強制的に喋らせる環境」を作るべきだと思い、2泊3日とか3泊4日とか箱根のログハウスで英語禁止のめちゃくちゃ厳しいやつをつくりました。

最初のレッスンが湖畔で大声で叫ぶ、というところから始まったり課題が終わらないで徹夜する人が出たりと、まさにブートキャンプでした(笑)。

ただ、少しずつ、喋らせる環境以外にも加速度的に喋れるようになるためのコツや特殊なレッスンを試行錯誤しながらプログラムを徐々に変化させてきました。結果的に効率良く喋れる環境を実現できるようになり、今では都内で週末2日間の日帰りコースという健康的な(笑)キャンプに進化しました。


― 実際、どのようなレッスンをやるのですか?

英会話はコミュニケーションですので、相手に伝わってナンボだと思っています。

もう少し言うと、コミュニケーションを通じて相手に影響を与えられるようになってナンボ、かと。そういう意味では、アイコンタクトやジェスチャー等、フィジカルなところの訓練もやります。英会話トレーニングは、瞬発的に伝えたいことを口をついて出させる訓練を相当やります。

また、日本はハイコンテキストの社会だと言われています。大雑把にいうと「空気を読む」社会です。1言えば10わかってくれる社会です。かすかな表現で相手は察してくれる。

ところが、グローバル社会はローコンテキストです。1言っても10判ってくれないどころか、10判ってほしかったら100くらい説明する必要があります。そこに対応するためにコミュニケーションスタイルを大きくかえていく必要があるのですが、その対応もしていきます。

それらが習得できると、2日間で喋れる確信が得られます。

一度自信がついたら凄いことになります。英語が全く違うものになりますね。
街角で外国人をみかけたら喋りたくてうずうずしちゃうんじゃないかと思います。もっと使いたい、もっと勉強したい、となります。

― そこまでいくには、やはり最初から相当の英語力が必要かと思いますが、どれくらいあればいいのでしょうか?

それは結構低くていいというのが僕らの発見です。
TOEIC350か、高校卒業程度の英語力があれば十分履修可能と考えております。

結構低いと思われるかもしれませんが、例えば明治学院大のチャーリー・ブラウン教授等のリサーチによれば、英会話の90%を理解するために必要な語彙はたったの882語と言われています。

日本の中学での履修英単語はだいたい1200、高校では3000~5000くらいらしいですので、そう考えると僕たちは結構英語を知っていると考えていいのではと思っております。

― 英会話を勉強中の人に一言あればお願いします。

イングリッシュブートキャンプの児玉氏英会話は勉強と言うよりはスポーツと捉えた方が有用かもしれません。沢山やってみるということですね。

ベストは街に出て外国人をとっつかまえてどんどん英語をしゃべることです。それの抵抗が大きければ今は廉価で手軽に使えるオンライン英会話も沢山ありますし、いくらでも喋れる機会があるかと思います。

どんな方法でもいいので、とにかく喋る。大変なのは最初の一歩だと思いますが、その一歩から逃げないでください。

僕たちがイングリッシュブートキャンプを24時間日本語禁止にしているのは、英語から「逃げない」ことが英会話の上達の一番近道だと思っているためです。もし、「よし、喋ってみようか」という思うタイミングがきたら、その想いから逃げずに、まずは小さくてもいいので一歩を踏み出してください。きっと二歩目はもっと楽に出せますし、どんどん楽しい道になっていきますよ。


【 Engkish Boot Camp(イングリッシュブートキャンプ)】

いかがだったでしょうか?

児玉さんのインタビューの中にあった

・最初の英語力はそれほど高くなくても大丈夫
・英会話だけでなく、アイコンタクトやジェスチャー等の伝える技術も大事
・英語はスポーツと考え、とにかくやってみる


といったお話には、確かにそうだなあ、と私も深く共感を覚えました。

また一度「とにかく話してみる」道を一歩ふみ出すと、二歩目はもっと楽に、そしてどんどん楽しい道になってくるというのも、全くその通りだと思います。

そういった機会を得たいけど、なかなかその環境が身の周りに無い・・・という方には、イングリッシュブートキャンプはかなり理想的なプログラムではないかと思います。


【 Engkish Boot Camp(イングリッシュブートキャンプ)】


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