NHKの「助けて!きわめびと」が好きでよく見ているんですが、先日は外国人が増えた大阪の遊覧船ツアーガイドの方の「お客さんに言葉が通じない」というお悩みでした。

色々な国の人が乗る遊覧船で、ガイドの男性は日本語と簡単な英単語で仕事をしているんですが、全く通じなくて反応がない、ウンザリした顔をされる・・・というキツイ状況。

これは結構、外国に言って英語が通じない場合にも、同じような反応をされることがあります。

この時、多くの日本人は相手に悪いなと思うため「あ、もういいです、大丈夫です・・・」という感じでコミュニケートを諦めてしまうことが多いと思います。

番組に出た方はガイドさんなので、反応が無くても話を止めるわけにもいかず、自分でも駄目だと思いながらも、日本語で話しづつけていました。

こういった状況の解決法として、パントマイムの“がーまるちょば”さんが提案したのが

・ジェスチャーと表情も使って伝える意識をする
・こちらは相手にぜひ伝えたい事があることを理解してもらう


という2点で、ガイドさんはその練習を積んでいきます。

“がーまるちょば”は、海外公演もたくさん成功させている人たちですが、ステージでは一切言葉を使わない上、あまり英語も得意ではないとおっしゃっていました。

それでも外国で通用するのは、言語に限らない方法で充分にコミュニケートが出来る、そのコツを分かっているからだろうというお話でした。

その話を聞いて、これは正に「EQ(英)会話」じゃないかと思いました。

EQとは結局何か? なぜ外国人と話せるようになるのか?

EQというのは「感情指数(Emotional Intelligence)」の略、「心の知能指数」と呼ばれる資質のことです。

「EQ英会話」はEQ、つまり人間同士の感情や共感力といったものを、最大限に活用することで英語を通じやすくする方法ですから、これはほぼ“がーまるちょば”の言っている極意と根っこは同じことです。

あのガイドさんは、最初はEQが全く足りてなかった、勝手に自分だけで話し続け(仕方ないことですが・・・)お客さんには伝わってなかった、何も伝わってこないから、興味も持てないし、ウンザリ顔になっていたわけです。

しかしそこから“がーまるちょば”による訓練を行い、その結果、英語力は変わっていないにもかかわらず、お客さんの反応がグッと良くなり、様々な国の人と意思疎通が出来るようになっていきます。

以前と比べると、たくさんの笑いが起きて、楽しそうで、お客さんたちがガイドさんに好感を持っているのが、見ている側からもはっきり分かるほどでした。

更にこの方、実はもう一つ仕事を掛け持ちしていて、そちらは何とインドネシア人ばかり、したがって英語ですらなく、インドネシア語が飛び交う環境で孤立していたそうですが、こちらも前より打ち解けられて、職場が楽しくなったのだそうです。

もちろん言葉そのものを学ぶのも大切なことですが、外国人との会話においては、EQも、やっぱりかなり重要なんだなと改めて気づかされた内容でした。

“がーまるちょば”の極意は、いわばEQアップの一点のみでしたが、それに英会話のコツを織り交ぜたのが「EQ英会話」ですから、こと英会話に限っていえば、これ以上ない最強コンビと言えそうです。

まだ見ていないという方で、外国人と仲良くなりたい、コミュニケーションをする必要があるという方には、個人的にぜひおすすめしたいです。


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